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このコーナーでは、川や海などでEM活用による浄化活動を行っている情報を、リアルタイムでお伝えしています。あなたの地域の浄化活動を教えてください。



約300人が四日市ドーム横でEM有機団子やEM活性液を投入した
晴天に恵まれた9月19日、「第1回伊勢湾・三河湾浄化大作戦」が、三重県と愛知県の各地53か所で行われました。これは、両県でEMを活用し、海・川などの浄化活動を行っている人たちが、一斉にEMを投入する取り組みです。

当日投入されたEM団子(EM有機団子)は約5万個、EM活性液は約9万リットルで、飛び入り参加もあり、参加者は約3000人に上りました。今回は当日の各地の様子をレポートします。

■三重県津市・贄崎海岸(津なぎさまち)


津市の贄崎海岸には約150人が集まった


子どもたちの姿も多く見られた


参加者に挨拶する小倉さん(右)
三重県中勢、津市でEM投入が行われたのは、中部国際空港の海上アクセスルート港として知られる「津なぎさまち」横の贄崎海岸。当日は9時半ころから、「NPOEM環境ネット津」や「津・お城の会」、「自然農法科学技術研究所」、東橋内中学校、敬和小学校のメンバーら約150人が、「せーの」のかけ声で一斉にEM団子8300個とEM活性液3720リットルを投入しました。

生徒23人と職員4人が参加した東橋内中学校の生徒たちは、「たくさんの人が集まってEM団子を投げておもしろかった」と、誰が遠くに投げられるか楽しみながら投入していました。投入後は、参加者全員にEM活性液とEM使用方法のマニュアルなどが配られました。EMについて知らない参加者もいたようで、スタッフが「お風呂や洗濯などで使ったり、米のとぎ汁で発酵液をつくれたりしますよ」と説明しながら手渡していました。また、地元の三重テレビやタウン誌などが取材に来ていました。

「EMわくわくネット三重」代表世話人 小倉昌行さん
こんなに人が集まるとは思っていませんでした。事前にミニコミ誌が1回取り上げてくれたくらいで、後は口コミで広がったのだと思います。今回は準備期間が短かったので、8000個のEM団子しかつくれませんでしたが、来年は1万個以上のEM団子を用意したいと思います。

「NPO法人EM環境ネット津」理事長 伊藤憲次さん
月1回地元堀川の浄化活動をしていますが、EM投入でこれだけ人が集まったのは初めてでした。EMの情報が浸透してきているのかなと思いました。海や川を汚したのは私たちなので、次の世代にこの汚れを残さないよう、皆で協力してキレイにしていきたいです。


当日の様子と小倉さんのコメント(1分51秒)

■愛知県半田市・岩滑町矢勝川堤


童話「ごんぎつね」の舞台で、兵十がうなぎを獲った川にEM団子を投げ入れる
名古屋中心部から車で40分。知多半島中央部、三河湾側に位置する半田市岩滑町は、童話「ごんぎつね」の作者新美南吉の生まれ故郷。当日1200個のEM団子が投入されたのは、権現山の麓で、最盛期には200万本の彼岸花が咲きそろうという矢勝川の堤です。

まず、近くの岩滑小学校の子どもたちや住民、合わせて約50人を前に、「湾・ワン・市民塾」塾長の竹内睦治さんが環境とEMについての青空授業を行いました。10時半、いよいよ矢勝川の浄化作戦スタート。子どもたちは、ボール投げの乗りでEM団子投げを大いに楽しみました。



「ハイチーズ」。参加した子どもたちに笑顔がこぼれる


「EMとは何か」について参加者に分かりやすく説明する竹内さん
おばあちゃんに誘われて参加した小学生の都築あやねさんは、「昔はこの川で泳げたそうです。洗剤などが川を汚していると知ったので、気をつけたいと思います」と話していました。子どもたちを引率した学童保育指導員増田信子さんは、「『川がキレイになったらいいね』と子どもたちの口から自然に出てきてうれしかったです」とにっこり。童話の村の浄化作戦から、また新しい物語が誕生するかもしれません。

「湾・ワン・市民塾」(知多の自然を良くする会)代表 竹内睦治さん
平成15年の愛知万博でEMによる浄化活動の発表がされてから、この地域のEMに対する評価が変わったように思います。今回も、一緒にやらないかという三河湾側のお誘いに、「もちろん!」と即答しました。人知れず、良いことをやっているという満足感。それを分かる人たちと共有する喜び。そうした思いを大切にしていくのがこのイベントの目的だと思います。

■愛知県知多郡武豊町・堀川
武豊町は、三河湾の臨海部に位置し、衣浦港を抱えた沿岸には工業地帯が広がっています。
この町の中心市街地の南端に沿って流れる堀川では、ドブ川化してから1度もアユが捕獲されていませんでしたが、昨年9月にアユが見つかったのです。平成19年に結成された「武豊エコクラブ」がEM団子を投げ続け、河川浄化に取り組んだ成果ではないかと、関係者は見ています。今年もアユの生息が確認されたと9月15日に新聞報道されました。

それまでのドブ川を一変させたEM活用に住民たちの注目が集まる中で、今回の浄化作戦が行われました。当日は、活動の中心になっている「武豊エコクラブ」や籾山芳輝町長、町環境課職員も加わった総勢50人が3000個のEM団子を投げ、1tのEM活性液を流し込みました。



武豊町町長を招いてのEM団子始球式


総勢50人でEM団子を3000個、EM活性液1tを投入

■三重県四日市市・霞ヶ浦緑地(四日市ドーム)
霞ヶ浦緑地のオーストラリア記念館には、午前中投入を終えた愛知県や三重県津市、鈴鹿市などから約40人が集まり、14時から四日市ドーム横でEM有機団子2万個、EM活性液3万リットルを投入しました。その後の交流会では、屋台で食べ物や飲み物が販売されたり、ビンゴゲームが行われ、参加者同士交流を深めました。また、応援に駆けつけた国会・県会議員らも挨拶をしました。来年は7月19日の海の日に、全国各地に呼びかけて浄化作戦を予定しています。



交流会の会場となった霞ヶ浦緑地内の「オーストラリア記念館」


楽しそうにEM団子を投げ入れたり、EM活性液を流し込む四日市の参加者たち

当日の様子と竹内さん、三浦さん、小川さんのコメント(3分34秒)

「NPO法人イーエム市民広場」理事長 小川敦司さん
晴天の下、たくさんの方に参加していただいて感謝の言葉しかありません。人間がEMの力を借りれば魚が棲める川や海に変えることができる。この無償の喜びを様々な人たちと分かちあえたことを誇りに思います。まだ、生まれていない魚たちも喜んでくれたことでしょう。ありがとうございました。

「阿瀬知川を美しくする会」会長 堀木史朗さん
今回は子どもがたくさん参加してくれてうれしかったです。平成12年からEMを投入している阿瀬知川では、年間にEM団子3万個とEM活性液3万5000リットルを、3か月に1回投入しています。これからも浄化活動を続けていきたいです。

「四日市市西ライオンズクラブ」 青山浩二さん
「山から川へ、川から海へ」を合言葉に環境を良くする活動に協力、参加してきました。環境をキレイにすることも大事ですが、これ以上川や海を汚さないようにしなくてはなりません。今日はそのきっかけになるイベントだったと思います。



四日市での交流会に駆けつけた、愛知の三浦さん(右)と竹内さん(左)
「三河湾浄化市民塾」代表 三浦進さん
日本で最も汚れていた川の1つである阿瀬知川は、平成12年からの継続的なEM投入で、すでにアユがとれるほどの清流に甦りました。平成13年に結成した「三河湾浄化市民塾」も海や川をキレイにする取り組みを続けてきて、三河湾もアサリの宝庫になり、スナメリも20〜30頭と群れて泳ぐようになりました。大きな組織で動くのではなく、自己責任で行ってきた1人ひとりの市民の活動が必ず評価されて日本全国に波及していくものだと思います。

(2009年10月8日)

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