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EM発祥地・沖縄に各地から実践者集う
EMウェルネスウィーク2007レポート①


EMウェルネスウィークの会場の1つホテルコスタビスタ沖縄
EMウェルネスウィーク2007が10月29日~11月4日、ホテルコスタビスタ沖縄や沖縄コンベンションセンター、うるま市民芸術劇場などで開催され、延べ1200人が参加しました。昨年に引き続き開催されたイベントで、期間中はタイランドフェスタEMサミットin沖縄第4回EM医学国際会議など、多彩な催し物が行われました。

EMで国造りに挑戦するタイ王国


地元ラジオ局の取材を受ける、タイランドフェスタ発表者の1人、チナラット・ラッタナ・チット・カセーム陸軍大将(左)
10月30日には、「タイランドフェスタ」が、沖縄コンベンションホールで行われました。海外で初めて本格的にEMを取り組んだタイ王国。その歴史は20年に及んでいます。今回は、タイ国王の提唱する、キングプロジェクトでのEM活用状況をはじめ、農業、災害対策、教育、環境などでの事例を政府関係者や教員など8人が報告。比嘉教授は、タイでEMが活用されるようになった歴史を振り返りつつ、それぞれの報告について解説をしました。(事例内容を含むタイ国でのEM活用レポートを近日公開)

EM実践市町村の力強い発表の数々


EMサミットオープニングセレモニーでは比嘉教授ら関係者がテープカット
31日は、NPO地球環境・共生ネットワーク(U−net)設立10周年の大会として「第7回EMサミットin沖縄」(主催:同NPO、共催:うるま市)が、うるま市民芸術劇場で盛大に行われました。

同サミットでは、埼玉県戸田市や三重県四日市市、うるま市などの各首長らが、行政と市民らが協働でEMに取り組む事例を発表しました。戸田市は、環境美化や高齢者雇用などを目的に市民、NPO・企業・行政の3者協働の事業を行っています。特に注目すべきは、

全国でも珍しい屋上緑化工法の「フェルトガーデン戸田」。商標登録もされ、近隣自治体などから多数の視察も訪れる(埼玉県戸田市)
オールリサイクルによる「フェルトガーデン戸田」(古布フェルトとEM生ごみ発酵肥料を活用した栽培システム)です。これを利用して、市役所の屋上緑化や道路沿いに花を植える「花ロード美女木」事業を実施しています。さらに、河川浄化、生ごみ減量化、衛生センターでの消臭事業と、EM活用による取り組みが展開されています。それらの取り組みの中で、3者がより強いバートナーシップで結ばれ、行政効率も市民満足度もアップする相乗効果を得ています。

 


自治会やNPOのメンバーらの地道な活動が実を結ぶ(三重県四日市市)
四日市市は、市民ボランティアが行っている市中央部の阿瀬知川の浄化活動で、EM効果を実感しています。この活動が発端となり、行政として市民主体の「個性あるまちづくり支援事業」を立ち上げ、活動をバックアップするようになりました。EM活用は河川のみならず、その先にある湾の環境保全事業に発展。EM活性液とEM団子を投入し、魚介類が豊かな環境にしようと取り組んでいます。今年6月には阿瀬知川上流にヘイケボタルの生息が確認されたとのことで、四日市市がめざす「公害のまちから環境再生のまち」という取り組みにますます勢いがつきそうです。


知念うるま市長からはEMに対する熱い思いが聞かれた
うるま市では、43自治会がEMを活用した環境浄化モデル地区の指定を受けていて、各自治会でEM講習会やEMボカシづくりなどが積極的に行われています。行政としても、旧具志川市において編成された「EMによるまちづくり推進プロジェクトチーム」が合併後のうるま市としても継続され、それらの活動をサポートしています。さらに、市政でEM活用を公約に掲げている知念恒男うるま市長と比嘉教授との対談も行われ、知念市長は、「EM発祥の地として、全自治会がEM活用モデル地区になり、市内全世帯がEM実践者になってほしい」と力強く語りました。


EM活用のきっかけになった37年も続く伝統イベント「日本橋橋洗い」
河川浄化に取り組む、東京・日本橋川の浄化活動の事例発表もありました。行政(千代田区、中央区)・NPO・企業が連携した取り組みになっており、定期的にEM活性液を投入するプラントを設置。川周辺の企業や自治会、学校とも協力しながら、EM団子を投入する取り組みを継続させています。約1年の取り組みで日本橋川に、イトミミズやゴカイなどが増加してきており、水鳥も増加し各所で魚が散見するようになりました。11月下旬にはEM団子投入とともに釣り大会が行われるなど、徐々に河川浄化の成果が現れていることが報告されました。

現在、1788市町村の中で約470市町村がEMを活用、あるいはEM活用に対して助成していますが(詳しくはコチラ)、今回事例発表をした市町村のように、行政や市民、企業が協働し、地道に継続していくことが成功の秘訣であることを印象づける大会でした。

進化するEM技術

11月1日には、「第4回環境にやさしい循環型花のまちづくり大会in沖縄」(主催:NPO法人全国花のまちづくりネットワーク)が、ホテルコスタビスタ沖縄内で行われ、県内の花愛好家たちも多数集まりました。


地域への感謝の思いから環境美化活動として花づくりに取り組む事例発表・現地視察会を受けた(株)一善オートボディの皆さん
「全国花のまちづくりコンクール」建設大臣賞(1999年)を受賞した自動車整備会社をはじめ、花や緑を通して、地域の人々の関わりを深めている県内での団体、学校での花づくりの取り組みが発表されました。中でも1番会場が盛り上がったのは、比嘉節子さんの「家庭での有機物(生ごみ、落ち葉など)のリサイクルに”小さな命”EMを活用して」の発表です。(詳しくはコチラ)また、比嘉教授は、「以前は少ないEMをいかに上手に使うかが重要だったが、今はEM活性液をジャブジャブ使い、その場のEMの密度をあげることが大切」「整備されていない土地では、草を踏み倒して、そこに米ヌカとEMをまき、シートをかけて1か月寝かせたら花を植えられる」と、自らの実践に基づくアドバイスをしました。参加者たちは、これらの情報を聞き漏らさないよう熱心にメモをとっていました。



今年は200坪当たり約1.5tものバナナを収穫
1、2日には、比嘉教授農園の視察も行われました。比嘉教授は、平成17年から自宅近くの400坪で、バナナや野菜などを栽培。国内外に講演や指導で飛び回る中、1人で農作業をしています。それを可能にしているのは、EM技術をフル活用した不耕起連続栽培です。EM活性液やEM7、EMXセラミックスパウダー、EMグラストーンなどを使い、「EMは効くまで使え」との自らの言葉をラクラク農業という形で実践しています。

さらに、3日には、

EM医療情報センター立ち上げに携わる、あかね台眼科脳神経外科クリニックの杉本医師
第4回EM医学国際会議」が国立劇場おきなわで行われました。国内外の医師から、医療へのEM技術の活用について症例や実験をもとにした発表がありました。(詳しくはコチラ)今後、EM医療の情報を集約、発信する機能として「EM医療情報センター」が立ち上がることも報告され、医学分野でのEM技術のさらなる発展が期待されます。

来年も11月中旬にEMウェルネスウィークが開催される予定です。皆さん、EM技術の集大成としてのEMウェルネスセンター&ホテルコスタビスタに1度足を運んでみませんか?(松崎)


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