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EMによるまちづくり - 沖縄県うるま市

うるま市(人口約11万6000人)は、平成17年4月1日、具志川市を含む2市2町が合併して誕生、合併後も“EMによるまちづくり”に取り組んでいる。
平成11年、具志川市が打ち出した「EMによるまちづくり推進プロジェクトチーム」は、行政の主な部署にEM担当者を配置するという斬新な構想で注目されている。うるま市においても事業は継続されているが、今後はNPOなどとの協働事業に力を入れて、住民による“まちづくり“参画意識を深めたいとしている。
●34人体制のEM推進プロジェクトチーム
モデル地区に無料配布されるEM活性液 画像
モデル地区に無料配布されるEM活性液
現うるま市長知念恒男氏は、具志川市長に就任した平成10年、「EMによるまちづくり」を打ち出した。翌11年には、「環境にやさしい、いやしのまちづくり」を基本コンセプトに「EMによるまちづくり推進プロジェクト」が発足した。

合併後も同プロジェクトは引き継がれ、環境、農業、畜産、商工、観光、広報、教育、福祉など関係部署の職員34人(兼務)からなるプロジェクトチームが活動している。
●地場産業としてのEM
知念市長は、具志川市長時代に「EMは大事な地場産業である。EMを行政が積極的に使うことで、環境浄化や市民の健康増進が図れる。さらに地場産業を振興して雇用の創出拡大にもつながる」とコメントしている。
また、地域にはプロジェクト発足以前から「微生物応用研究会」を始め、「EM関連異業種交流会」「EM建築研究会」などの活動が盛んで、市民の支持が得られやすかった。
●40地区が環境浄化モデル地区に
市民には、市役所や公民館などでEM活性液が無料配布される。特に、“EMによる環境浄化モデル地区”に指定された自治会では、EM活性液の無料配布の他、毎月1回のEM講習会開催で廃食油を活用した石けんづくり、EMボカシづくりなどが行われている。

17年度末には、全63地区の内40地区がモデル地区の指定を受けた。配布したEM活性液は約251tになる。
EMボカシづくりは、住民間の交流の場になっている 画像
EMボカシづくりは、住民間の交流の場になっている
●NPOとの協働事業
プロジェクト編成は、EM活性液の無料配布やEM講習会開催が目的ではなく、EM活用で企業や住民、生産農家自らが地域の環境改善等に意識を持った実践者となることを本来のねらいとしている。
今後は、これまで行政主導で行ってきたプロジェクトの内容をNPOや環境団体の活動に移行して行くことが検討される。

すでに教育現場では、EMを活用したプール清掃をNPO法人うるま環境ネット(知念信正理事長)が実施しており、清掃時間の短縮や環境浄化に効果を上げている。清掃に使用するのは、地元泡盛製造工場から廃液として出る米のとぎ汁を利用した、米のとぎ汁EM発酵液だ。

NPOは、プール清掃以外の環境教育にも積極的に支援。また、生ごみの堆肥化や河川浄化などにも取り組み、同プロジェクトの良きパートナーだ。[2006/12/7]

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