2020年6月の本シリーズ第150回では、想像を絶する効果を紹介しましたが、処理後2ヶ月ぐらいで起きたことです。すなわち、諸々の植物のウイルスが消えてしまったのです。また、台風10号を含め自然災害が極端に軽減し、緑もふくよかになり、花々も連日地元紙をにぎわせています。
EMセラミックスの波動は、ウイルス抑制効果があり、これまで様々な応用例も紹介しました。これまで明らかなように、この波動は送電線で拡張的に送ることができ、Oリングテストや様々な波動測定法において再現性があります。
第151回で説明しましたが、沖縄(琉球列島)の結界の波動は、EMXセラミックスやスペースメイトを1.0とした場合に、現今は3.9に達しています。スペースメイトやEMXセラミックスを浸した水と、EM7やEM活性液と併用して、植物の病害虫、ウイルス病対策として活用する方法もあります。
キュウリやトマトはこのレベルでも実用的ですが、ジャガイモや球根類は2.0以上、パパイヤのウイルスは最も強く3.1以上でないと抑えることが困難です。ウイルスは進化的に強毒となる性質がありますので、長期の観察が必要です。
今回提示したパパイヤは、2020年の6月に頂部にウイルスの痕跡がありましたが、2021年2月現在、完全に消滅しています。パパイヤウイルスは冬季には特に発現力が強く、健全株でも頂部がうすく黄化しますが、今年は沖縄全域で、このような事例は発生しておりません(写真1、2)。
この現実を踏まえると、沖縄における最強の植物ウイルスが消滅したことになります。これまでも毎々述べたように、ウイルスフリー化は、植物にとって最良の健全性を賦与することになり、琉球列島の農業や植物史を変える力があります。
その象徴的な現象は、花の咲き方です。カーネーションや菊や球根類もウイルスフリーにすると、まるで別品種のように素晴らしい咲き方をします。
2月に入って地元紙(沖縄タイムス)は、連日のように花だよりを載せていますが、このような情報はこれまでは限られていました。
写真3のカンヒザクラは、例年の1.5〜2倍の花を咲かせています。地元紙に載った代表的なサクラ情報等は写真4、6〜7です。2月にはサクラの他にウメ(写真5、8)、イペー(写真9)、コスモス(写真10)等々、これまで見たこともない咲き方をしています。
このようなEMの結界効果は、一般の人々にはなかなか理解してもらえず、いつの間にか寂々とした昔を忘れて、古来から沖縄はパラダイスであったと思うようになってしまいます。EMの効果を敢えて記録に残すようにし、歴史的な検証の基準として活用したいものです。
写真3 近所のカンヒザクラ
※ このコラムは非常事態における比嘉教授の学者としての立場から、EM技術の可能性について述べたものです。
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