EM活用のポイントは、その環境にEMが定着するまで使い続けることであり、効果が出始めると、琉球大学のダムのように15年余も追加投入しなくても自己増殖的な循環を形成することができます。
三河湾や東京湾もそのレベルに達しており、10〜15年前の回復が不可能と騒いでいた学者やマスコミは、この過去の惨状をすっかり忘れ、昔からきれいで豊かな海であったかのような報道や特集を組んでいます。今では、EMで浄化された湾内に河口を持つ河川は、どこでもアユが群れをなし、魚貝類も増え、豊かな自然生態系が創成されています。
2021年2月24日の沖縄の地元紙に、国内有数の「水鳥の楽園」として豊見城市の三角池を紹介し、「鳥たちがなぜ、この池にやってくるようになったのかは、よくわかっていない」、「他にも広々といい場所があるのに」、「休息地としての条件は良いとは思えない」と述べています。(写真2参照)
答えはEMで水がきれいになり、魚貝類、すなわち、鳥のエサが大量に湧き出るように増える仕組みになっているからです。この地域は、EM研究機構と糸満漁協が協力し、10年余にわたるEMダンゴやEM活性液の投入が行われた場所で、漁協関係者もその効果に満足しています。
写真1 糸満漁協協力のもと行われたEM団子の投入(2017年)
EMの上手な使い方は、当初はある一定量の密度になるように施用し、臭気がなくなって水がきれいになり始めたら点滴のように少量にして、回数を多く施すことがポイントです。すなわち、1トンのEMを1回で流した場合、全体にEMを広げるためには極めて効果的ですが、波動のレベルから見ると1回というレベルになります。
これを1リットルずつ、1000回に分けて施用すると、同じEMなのに1000回の波動レベルになります。すなわち、小分けして何回も繰り返して、量子重ね効果を増強するやり方がEMを最も効果的に活用するコツとなります。
このことは家庭内の拭き掃除やスプレー等々はもとより、微生物で発酵させた果物の皮に十分に糖を加えてこまめに食すると、糖はカロリーにはならず、腸内のEMのような善玉微生物を増やす量子重ね効果的な役割を果たすようになり、あらゆる免疫のベースを作ることになります。
発酵過程のリンゴのピューレ。皮だけでなく実がついた状態でも良い
陸上の主なる変化について説明しましたが、2013年11月を起点に、海も徐々にきれいになり、かつては船で沖まで出ないと釣れなかった大型の魚が海岸のポイントや漁港で当たり前に釣れ、毎週の釣り情報をにぎわせています。同時に、漁港の沸くニュースも増えています。(写真3参照)
2月に入って地元紙(沖縄タイムス)は、連日のように花だよりを載せていますが、このような情報はこれまでは限られていました。(写真4〜14)
※ このコラムは非常事態における比嘉教授の学者としての立場から、EM技術の可能性について述べたものです。
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