ご無沙汰しています。2021年は、コロナ禍での大変な年明けでしたが、「微生物さんのパワーを引き出すのはあなた」という本を出版しました。読んでいただいたでしょうか?その本の副題は、ズバリ「ステイホームさせない自分で備えるコロナ対策」です。長年、EMを使っていた私として、ここで自分の体験をお伝えしなくてはという、少しオーバーに言えば、使命感で書きつづりました。
そのエピロ−グにも書きましたが、「最近の地球は、加速度的に汚れがひどくなっているから、僕たちの楽園に変わるのも時間の問題だよ」とコロナ菌がほくそ笑えんでいるように私には思えます。善玉菌のチームであるEMを上手に暮らしに使い、身の回りの微生物叢を豊かにすることが、今の時代に求められているのではないでしょうか?
第1回でも書いたとおり、私がEMのすごさを実感したのは、今から10数年前に新型インフルエンザが脅威となった時です。当時、私が勤務した幼稚園では、トイレの臭い対策や、床の掃除にEMを使っていました。冬には加湿器にEMを入れて加湿。ノロウイルスが心配される時期には、子供の帰った後のおもちゃをEMで徹底的にふき取りました。そうした中、地域でも新型インフルエンザが広がり始めました。
そこで、園児を送迎するバスからの感染に注目し、バスから子供が降りるたびにEMで、座席のシートを徹底してふき取ることにしました。室内対策として、EMを空中散布したり、加湿器に入れたりしました。また、EMで子供のおもちゃのふき取りも徹底しました。
そんな中、さらなる感染予防対策として、幼稚園を経営している企業の方針で、ジェルタイプのアルコール消毒をすすめられ、玄関に設置しました。ところが、2ケ月が経過したころ、子供の手に異変が出てきました。指先の皮膚が荒れ、爪が根元からめくれあがってきたのです。そのため、アルコール消毒をやめて、固形石鹸に切り替えました。
こんなふうにEMでの感染対策に努めていたところ、近くの幼稚園では、インフルエンザの感染者が80人を超え、学園閉鎖になっていました。また、校区内の小学校や中学校でも学級閉鎖が相次ぎました。しかし、私の幼稚園は1度も学級閉鎖をすることはありませんでした。
小さなゴミやホコリに着いてウィルスも家の中にやってきます。だからといって、除菌や殺菌をすると、人間の味方になるよい菌までも殺してしまいます。化学物質を一切使用しない乳酸菌や酵母など有用微生物群を、私の経験を参考にぜひ、お家で使っていただきたいと思います。
ことに私が考案したEMプリン石鹸は、汚れは落ちても繊維や皮膚の脂肪までは剥ぎ落としません。また別な機会に書きますが、このプリン石鹸は、洗車や蒸気機関車の修復時の洗浄、古い家電の汚れ落としにも使われ、油汚れに抜群の威力を発揮するほか、洗浄後の流し水が合成洗剤のように環境を汚染しません。まさに今、使わないで、いつ使うのという、代物ではないでしょうか?
詳しくは、「微生物さんのパワーを引き出すのはあなた」(野本ちずこ著)をお読み下さい。
【 私のEMの使い方 】
■加湿器に入れる ―水で100倍に薄めた米のとぎ汁発酵液、またはEM活性液・EMWを使用 ※部屋の四隅にEM整流ブロックを置いて結界を作り、心地の良い空間を作るとより効果的 ■スプレーで噴霧する ―水で100倍に薄めた米のとぎ汁発酵液、またはEM活性液・EMWを使用
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