世界的なコロナ危機にある今、「スティホームをさせない自分で備えるコロナ対策」という副題だけでも十分に魅力的ですが、著者の野本ちずこさんが運命に導かれるようにEMに魅入られる経緯も型破りで、340ページの大長編ながらも、一気に引き込まれてしまう力作です。
野本さんは、37年間の教師生活の後、幼稚園の園長に就任しました。その幼稚園を運営する企業がEMを活用していたことから、EM推進事業部の責任者に抜擢され、試行錯誤しながら実践を重ねて結果を出していきます。その実績が認められて「EM親善大使」となる過程は、まさに心躍る物語。
ことに特筆すべきは、磁気共鳴波動の測定の奥義を極めた柳原満紘氏が、EMの成果を波動値として明らかにしたことです。正しくEMを活用した農作物の数値は驚異的で、食べる人の健康に多大な貢献をしていることがわかります。この本の監修にあたったEMの開発者である比嘉照夫琉球大学名誉教授は、「波動測定は、測定すべき対象に対して、量子力学で最も重要な量子もつれ(エンタルグルメント)を作り、その共鳴力を正確に判定することができます。その結果は、万能的嘘発見器にもなり、例外はありません」と明言されています。
また、野本さんは、多岐にわたるEMの事例に触れ、EMの万能さを紹介し、日和見菌を味方につけて環境と人間の腸内細菌を整えていけば、コロナも怖くない、と結論づけています。
量子力学をはじめ、新しい概念を独特の感性で語る野本さん。悪魔にも天使にもなる素粒子(微生物)に愛のスイッチを入れるのは『自分=私』だと納得して、「EMさん、ありがとう」と素直に思えるのは、微生物のパワーを最大限に引き出した野本さんの愛の賜物といえるかもしれません。(小野田)
出版社 : パブフル 発売日 : 2020/8/15 オンデマンド (ペーパーバック) : 380ページ 価格:3,251円(税込) ISBN-10 : 4867180750 ISBN-13 : 978-4867180754 【目次】 監修にあたって はじめに 第一章 日和見菌を味方につけて悪玉菌を抑える 第二章 重力波とつながって奇跡を起こす 第三章 出逢いで生まれた宝物 第四章 おいしい作物にはそれなりの訳があった 第五章 日本初のEM技術を使うとコロナなんか怖くない おわりに