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EMによる気象災害対策②

台風19号は、沖縄をはじめ、全国的に多大な災害を引き起こしてしまいました。気象災害は台風ばかりでなく、大雨、干ばつ、熱風、潮風害、低温や、高温などと多岐にわたります。

10年くらい前から、このような気象災害対策について、EMのさまざまな活用法を工夫してきました。結論的なことを言えば、さまざまなストレスによって生じるフリーラジカル対策で、かなりの対応が可能ということになります。

PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。
そのためには、前号で述べたように、EMセラミックスパウダーや炭の粉や燻炭などの比率を高めたEMダンゴを1〜2m平方に1個、30cmぐらいの深さに埋め込むことから始めます。その後はEM活性液を年間10aあたり500〜1000Lも施用すれば、かなりの対策が可能となります。

同時に、病害虫対策を兼ね、3〜7日に1回、5倍くらいの濃いEM活性液を葉面から施用します。ジョウロでもよし、スプレーヤーを使ってもよし、自動散布などの活用も当然のこととして実行することです。同時に、鳥獣害防止のためのEMの結界(保護バリアー)を設置すれば台風の衝撃波もかなり防ぐことができます。

本サイト第85回では、超大型台風8号に対する、事前と事後の対応について、私の実験農園である青空宮殿農場を例に述べましたが、野菜は残った種類(ブラジルスベリヒユ、雲南百薬、ニラ、カラシナ)の組み合わせで安定的に供給することができました。写真で示したわい性のバナナは、すべて収穫することができ、9月初旬には完全に回復し、10月の初めには背の高いバナナの区も完全に復活し、これからが楽しみという状況になっていました。

台風8号は、この10年間で経験した台風では、時間も長く最も強い台風でしたが、EM技術を徹底したおかげで、本来なら半年以上もかかる回復が2〜3か月で達成し、ひそかにニンマリしたものです。野菜は病害虫もなく、収穫しても減らない連続栽培が軌道に乗り、バナナはかつて見たことがないほどに生育し、勝手に生えたパパイヤ(写真1)も見事な果実をつけ、オクラやゴーヤもコンスタントに収穫を続け、来訪者は目からウロコという状況になっていました。


写真1

ところが10月10日から台風19号の余波が大きくなり、12日の神奈川の講演会に間に合わせるため、台風対策をまったくせぬまま、7時30分に空港へ着きましたが、8時の便はすでに運休となり、そのまま暴風圏に突入してしまいました。

神奈川の講演会にはお詫びのメッセージと代理の者にパワーポイントを託して何とか対応したものの、この台風の動きを注視することにしました。読者の皆さんの中には昨年の11月13日、EMウェルネスセンターホテルコスタビスタとEM・Xゴールド製造工場をEMグラビトン整流ボックスで整流した際に、その戻り電流などによって、沖縄本島全体の交流が、かなり整流されてしまったという話を聞かれた方も多いと思います。

量子もつれをオーリングでチェックすると沖縄本島には13kmの結界(バリアー)ができており、さまざまな保護作用が観察されますが、3〜4年くらいかけて結論を出そうと考えています。上空や海上に13kmのバリアーができ、その空間に整流作用が起こるとなれば台風に対しても何らかのプラスの対応が可能と期待していましたので、台風8号、13号、19号と沖縄に接近した台風の状況を注視していました。共通して言えることは、台風の衝撃波がかなり減少していることや、沖縄の近くになると台風の中心が消えて通過し、その後、再発達するという、これまでになかった不思議な動きが観察されます。

台風19号は、雨、風ともに台風8号を上回ったものとなり、青空宮殿農場の背の高いバナナはクシャクシャになってしまいました(写真2)。今回は空港へ行く直前に整流レベルの高い素子を使い、結界を強化していましたので、背の低いバナナは台風前と台風後に大差はなく、正常に収穫できる状態にあり、何となく結界の強化の効果を感じています(写真3、4、5、6)。


↑写真2

↑写真3

↑写真4

↑写真5

↑写真6

ブラジルスベリヒユも写真のように無傷でしたが(写真7、8)、カラシナはネットをかけなかったため、クシャクシャとなってしまいました。台風19号が大型でスーパー台風であることを知っていたため、10日の5時頃にカラシナの種を追いまきしました。写真9は、台風3日後に発芽した状況です。今回は事後の対策もかなり徹底しましたので、前回の台風よりも、かなり早く回復するものと期待しています。


↑写真7

↑写真8

↑写真9

(2014年10月20日)





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