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健康に関与する波動

第130回の後半に、EMを活用した白菜とイチゴの健康を判定する波動の測定結果を紹介しました。波動とは、一般に電磁波で横波の二次元の波として理解されていますが、この常識は、人間は動物であるというレベルのもので、量子レベルのものではありません。したがって、精神性を含め、人体で起っている神経の伝達機能や代謝機能等々の測定はできませんでした。

それに対し、量子的な波動は、電子や磁気の方向性や周波数との同調水準で決まるので、従来の電磁波測定法では不可能だった検出が可能になります。健康を判定する波動は、磁気に対する共鳴の水準や電子に対するコヒーレント(量子うなり)※1の水準を周波数で捉え、それを特殊なコードで検出し、数値化する仕組みです。 量子的状態にある生体のフォトン放射(バイオフォトン、生物内光子)※2の周波数の同調点を数値化したものを指標としているため、ただ波動と言ってもどの部分のどの状態を測定するかによって、その意味は根本的に異なります。

また、量子的な電子や磁気は、人間の想念の持ち方次第でも変化し、測定者の状況によって数値に変動が生じるため、数値の絶対性は確定できないと誤解されていますが、判断基準を明確にすれば、極めて高い再現性を有しています。

現代科学は、その絶対性と再現性を前提にしていますが、自然現象や生命の世界は、すべて量子的な影響(同じものが真逆になる)で成立しており、確率論的世界ですので、絶対性や再現性はあまり当てにならず、方法論による確率性が重要です。

こうした量子力学の進化によって、これまでの科学は幼稚で、極めて有害ということが明らかとなりつつあります。すなわち、現代科学が作り出した放射能や化学物質の害に対し、人為的に解決できないという例を見ても明らかです。それどころか、病気の治療を目的に開発された医薬品が、様々な難病の原因物質となっており、農薬等々を含めた現状は、人類の集団自殺的様相を呈しています。現代科学のこのような自己矛盾は、確率論を軽視し、絶対論的な教条主義によって生じています。

この人類の危機から脱するには、無数の原罪を生んできた現代科学のドグマ※3で判断する方法を捨て、すべての仮説を認めた上で、確率論的視点で最良の方法をハンドリングする必要があります。つまり、原因と結果の法則を原点とし、「すべての結果はそれを実行した人の責任であって、あらゆる結果は、すべてその個人や集団の水準によって決まる」という本質的な向上原理に従うべきです。

EMの世界は、すべてにおいて自己責任であり、社会貢献という立脚点を前提にしており、方法論を紹介してもその結果を保証するものでなく、結果はすべて関わった個人や集団のレベル次第ということになります。


対照区があれば基本的には科学である

物事の効果の判定は、対照区との比較であり、確率論的には、その母数、すなわち状況証拠の数次第ということになります。健康を判定する波動の一般的な測定は、周波数と磁気共鳴が基準ですが、結果論的には、バイオフォトン(生物内光子)のコヒーレント(量子うなり)を計測している、というのが私の考えです。

波動の測定法は、21が満点とされており、それを超えるものはほとんどないという考えが従来の基準です。

また、波動値の信頼性は、同じ人がある一定の測定回数をこなすことで再現性が明確となります。このレベルに達した人に、市販のものとEM栽培のものを測定してもらった結果が第130回で述べた白菜とイチゴの結果です。

対照区については、さもありなんというレベルの数値ですが、EM区は従来の経験から判断すれば、あり得ない状況が起きています。従来のEM栽培ではにおいて、満点と言われる21に到達するためには、根気強くEMを使い続ける必要があったからです。

この限界突破現象は、海水培養のEM活性液に変わってから当然のように現れるようになりましたが、炭の併用や結界を作ることによって、さらに飛躍的な状況となっています。EMの持つ重力子(グラビトン)が機能するためには、著書『愛と微生物のすべて』で述べた比嘉セオリーに示したように、整流され、超伝導的となった炭が、電子を集めて、コヒーレント状態にして放出し、そのエネルギーが塩のイオンによって加速するという形になって、EMの持つ重力子(グラビトン)が機能するのです。

一般的に、コヒーレント状態は、すぐに壊れてしまうので続かないということになっていますが、結界を強化するとかなり効率化することが明確となっています。


健康に関与する波動

アルムの里 EM食パンこれまで、パイこね変換の原理を活用したEMの重ね効果についても説明しましたが、以下の表の項目にあるような、健康を判定する波動を高めるためには、良質な海水培養のEM活性液、塩、炭、結界を常に強化することが基本となります。

表1は、この原理を活用している、EM親善大使である野本さんのアルムの里の例です。これまで述べた重ね効果を強化すると、この数値を大幅に向上させることは当然の帰結となります。土壌のレベルがほぼ満点になっているということは、その土を食べても良いということを意味します。

<表1> 波動測定結果/アルムの里 塩施用ハウス
  2018/4/5
土壌サンプル測定値
2018/5/30
レタス
2018/5/30
コマツナ
2018/5/30
ホウレンソウ
2018/5/30
ホウレンソウ
免疫 117 236 160 126 123
視床下部 21 21 18 20 20
副腎皮質 19 21 18 20 20
大腸 19 21 20 20 20
小腸 21 21 20 20 20
胆嚢 20 21 20 20 21
肝臓 21 21 20 20 21
腎臓 21 21 20 20 21
子宮 21 21 20 20 20

エコニコ農園 ブルーベリー野本さんには、様々な事例を調べてもらっていますが、EM・X GOLDや整流結界を施したパンやミソ、ジャム等の加工品も健康を判定する波動が高まることが明らかとなっています。参考までに、秋田のわらび座のブルーベリー果と、三重県のしんせん(スパークファーム)玄米の結果も紹介します。従来の常識でいえば、わらび座のブルーベリーは100点満点を突破したことになりますが、200点満点以上となっているのが、しんせん(スパークファーム)の玄米です。<表2>

この水田は、塩が500Kg以上、炭や結界の活用を徹した1年目の結果です。医食農同源の未来像が明確になってきました。

 
<表2> 波動測定結果
 2017/12/08
アルムの里
EM食パン
2018/6/22
新潟
あやめ味噌
2018/5/8
安川さんの
イチゴジャム
(しんせん加工)
2018/7/25
ヌイ
ブルーベリー
わらび座
2018/6/2
三重県しんせん
スパークファーム
玄米
免疫 311 257 74 42 48
視床下部 21 21 73 21 41
副腎皮質 21 21 84 21 44
大腸 21 21 76 21 57
小腸 21 21 71 21 56
胆嚢 21 21 71 21 53
肝臓 21 21 83 21 52
腎臓 21 21 92 21 66
子宮 21 21 21 21 49

<測定数値判定>

+18以上・・・非常に高い / +15〜+18・・・高い / +10〜+14・・・通常 / +5〜+9・・・低い / -21〜+4・・・非常に低い


※1 コヒーレント(量子うなり)・・・ 波動が互いに干渉しあう性質をもつさま。二つ(または複数)の波の振幅と位相の間に一定の関係があることを意味する。(デジタル大辞泉より)
EMにより生じるコヒーレントとは、電子が超伝導的となり、生物体に生命のエネルギーを与える状態で、蘇生のエネルギーとも考えられる。
※2 バイオフォトン・・・生物の基本的な生命活動に伴って発せられる極めて弱い光。細胞内の呼吸やエネルギー代謝に関わる自発的な発光であり、肉眼で感知可能な生物発光とは強度の面で区別される。(デジタル大辞泉より)

※3 ドグマ・・・教義、教説などと訳され,固定された堅固な信条をいう。

(2018年8月29日)



PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。

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