EMを使う楽しさを多くの人に認知してもらおうというイベント2件が昨年暮れ東京都心であり、子ども向けの紙芝居や会場のスクリーンにEM活用現場をライブ中継で紹介するなどの趣向で盛り上がりました。
子どもたちの未来のために、暮らしの中の環境問題をみんなで考えてみよう! こんな呼びかけで11月30日、認定NPO法人地球環境共生ネットワーク(U-ネット)主催「暮らしと環境を変える発酵のチカラ!」が田町駅前TKPガーデンシティPREMIUMで開かれました。
参加者は250人(主催者発表)で、"お子様連れ大歓迎!の趣旨に沿って家族連れや若い世代が目立ちました。 オープニングは、岡田洋子さん(元取手市立稲小学校教諭)の創作紙芝居「かすみがうらのピッピ」の読み聞かせから。かすみがうら(霞ヶ浦:茨城県南東部、利根川下流域にあり、琵琶湖に次いで日本で2番目に大きい湖)にすむお魚「ピッピ」と子どもたち、EMくんとの出会いを通して、子どもたちの目線で地域の環境や水質問題を考え、活動する様子を分かりやすく絵解きしています。最前列に設けられたキッズスペースで子供たちはモニターテレビに食い入るように見入っていました。
小学校4年生の女の子と参加した45歳のお母さんは、「蘇生の映画を観て、より深くEMのことを知りたくて来ました」と、傍らの娘さんと顔を合わせてニッコリ。都内の大学に通うという男子学生は、「Facebookでイベントを知って興味を持ちました。お土産にもらったEMの液は使ってみたい」と語り、引き続いて行われた事例報告や比嘉先生のEM最新情報に熱心にメモをとっていました。
12月22日、近づくクリスマスでにぎわう繁華街のど真ん中、有楽町・よみうりホールで行われた「『蘇生U』上映会&記念講演会」主催:株式会社EM生活)は、470人(主催者発表)が参集して会場は満席。
前作『蘇生』が公開されたのは2015年。以来、上映会が全国展開され、満を喫して続編『蘇生U〜愛と微生物〜』が完成。すでに自主上映会が各地で開催されていて、神奈川から来たという男性は「3か所で観てきた」と言います。
白鳥哲監督は『蘇生』『蘇生U』の両作品を通して、EM技術はもとより、「見返りを求めないEMのボランティア活動・・」を高く評価。放射能問題は『蘇生』でも扱っていましたが、新たに公開された『蘇生U』では、汚染地に留まりEM散布して除染効果を上げているボランティア活動者を具体的に取り上げています。
今回の上映会では、白鳥監督と比嘉教授の講演の合間にサプライズが用意されていました。 16年間にわたり取り組んできた東京日本橋川水系の水質改善の現場が会場のスクリーンにライブ中継されたのです。千代田区西神田に設置されたEM活性液製造装置の現場にはEM活性液仕込みから放流までを担当するU-ネット会員のNPO法人取手緑の会担当者と(株)EM生活の比嘉新社長が待ち受けていました。タンクから茶褐色のEM活性液が日本橋川へ放流され、現場担当者と来場者を結ぶ質疑応答もあって臨場感はたっぷり。中継終了後に大きな拍手がわき起こり、サプライズは大成功。
都民にとって日本橋川は神田川、隅田川に通じる馴染みの河川。水質改善が地域区民とEMボランティア関係者が協力し合い、継続されていることを知ることは地域環境から地球環境蘇生へ意識を向けてもらう絶好の試みとなりました。
講演会で白鳥哲監督と比嘉先生は、「EMを日常的に使用することが地球の蘇生につながっていく」「そろそろ本気になって蘇生に向かって歩き始めませんか」と強調しました。 ちなみに、この日の参加者は約2割がEM初心者でした。
文責:鹿島
◆映画『蘇生U〜愛と微生物〜』上映予定日やセミナーなど
◆<連載中>『新・夢に生きる』比嘉照夫
◆<2015年5月22日>映画『蘇生』特別上映会と記念講演会 白鳥 哲監督メッセージ "微生物と人間の共生"