翌年、NPO法人地球環境共生ネットワークが主催するEMインストラクター養成講座に町職員が参加。EMについて学んだ町職員が、町内各地で環境ワークショップを開催した。また、モデル地区を選定し「EM活用の生ごみ堆肥化実証実験事業」を行った。
さらに、町内にある養豚の悪臭対策にもEMを活用し、好結果を得ている。川西町住民生活課では、「今後は、家庭や事業所、公共施設でもEMを活用して、その効果を検証していきたい」と話している。町民の側でも、商工会女性部のメンバーが、EMの製造元の(株)EM研究所を訪れ、熱心に学習するなど、EMに対する関心が深まっている。原田町長は、「地球的な問題を地域的に解決するには、町民1人ひとりの意識が変わることが大事だ。行政は、環境問題に目覚めた町民を後押しするサポーター的な役割に徹したい」と語っている。小さな日々の暮らしの改革が、大きな環境改善につながること、そのためにEMが役立つことを明記した「川西町環境基本計画」が着々と実践されている。[2009/6/5]
「川西町環境基本計画」 http://www.town.kawanishi.yamagata.jp/4jisou/kankyoukihon.pdf
山形・川西町で比嘉教授招き『環境講演会』開催[2007/7/7]