さくらんぼの抽出液を入れたご当地産の発酵液も
4ha650種約5万本のダリヤ園で比嘉教授が現地指導
川西町置賜地域では、2~3月にかけて計5回のEMインストラクター講習会が行われ、EMインストラクター142人が誕生。日ごろEM活性液やEMボカシ、EM廃油石けんづくりなどが活発に行われている。
講演会では、アトピー体質でもEM廃油石けんなら安心して使えたという板垣致江子さんやEMボカシづくり20年のベテラン農家・伊藤孝右衞門さんなど、生活の中でEM活用している事例発表があり、会場は終始明るい雰囲気だった。EMという言葉は聞いたことがあるが、どう使うのかわからなかったという参加者もいたが、帰り際には「私も使ってみたい」という感想が多数聞かれた。
なお、講演会前日に比嘉教授は、白鷹町・飯豊町・川西町の3か所の現地視察を行った。白鷹町萩野地区は、町から最上川上流部水質改善事業モデル地区の指定を受けており、荒砥川の浄化活動をEM団子と炭で展開する予定。EMによる花の管理を計画する川西町の川西ダリヤ園では、原田俊二川西町長はじめ町職員や町民が、比嘉教授の熱のこもった指導を受けた。「健康・環境・交流の新3Kの町」をめざす原田町長は、「EMの力に期待したい」と話している。