2021年6月26、27日に<FFC(フーズフォーチルドレン)沖縄フォーラム2021>が催されました。 このフォーラムを通して、子ども達の身心の健康にこれまで予想しなかった様々な問題が発生していること、そしてその対策の基本は、オーガニックの食と自然の本質に接して理解し、日々の生活に取り入れることが重要だと勉強させてもらいました。
発達障害などのトラブルを抱えた子どもは年々増加傾向にあります。 このまま増え続けるとさらに医療費が増大し、今後、社会の大問題となるのではないでしょうか。
この対策として、まず発達障害の対策、要するに『治す』という現実と、病気にならないためのすべを誰もが知るべき、ということになります。
結論的には、自然の理に従う生き方が基本となります。 船橋さん、吉田さん、玉城さんのお話しで、その件は良く分かったと思います。人間社会は損得を基準にして、対決と競争を前提に勝ったものが正義という考えが人間の理として根強くあり、このひずみが病気や社会悪の構造的仕組みとなっています。
このフォーラムを通して答えは既に出ていますが、社会の仕組みとして機能させることは容易なことではありません。
そのためには、高い志と、その志が枯れないようにするための様々な知恵と技術と勇気が必要です。今回お話しくださった方々の生き方は人生を豊かにする基であります。
幸いなことに、2014年から国連でもSDGsの動きが始まり、SDGsは今や国や国連の義務となり始めています。
基本的には、「健康になるための食」と病気にならない生き方からスタートせねばなりません。 すなわち、食を通じて子ども達の健康を作る積極的な取り組みと、食の生産現場を通して、環境や自然を積極的に守り、人々が安全、安心に暮らせる仕組みを一般化せねばなりません。
本フォーラムの趣旨である安心・安全な学校給食を提供する運動は、農薬や化学肥料の様々な害が明らかになった1960年の『沈黙の春(レイチェル・カーソン著)』から始まっています。 この事実が社会的仕組みになるためには、SDGs運動を徹底させることです。究極的には、安全、快適、低コスト、高品質、善循環的持続可能を実現する必要があります。そのためには、生命の最小機能単位のDNAや微生物に対する知識と応用を身につけ、生きる意義を深掘りし、自然の理にかなった生き方を教養にすべきです。
先ずは、発達障害の具体的解決策を自力で実現するため活動し、コロナ禍の厳しい状況にもかかわらず、本フォーラムを成功させた前島さんの活動の科学的根拠から説明します。
FFCや前島さんの活動は、現在の医学、法律の仕組みから外れているという誤解がなきにしもあらずですが、既に情報量も技術も十分にあるというレベルに達しているため、モデルさえ出来ればこれを社会化することはそれほど困難ではありません。
前島さんのチャレンジは長い体験に裏付けされた必然性を持っています。 そのような人が様々な人の知恵や協力を得られるようになれば、ユニバーサルビレッジは必然的に実現するという仕組みになります。
同時に、株式会社 EM研究機構、Uネット(NPO法人 地球環境共生ネットワーク)、(公財)自然農法国際研究開発センター、その他の人々の協力モデルにすれば、前島さんのいう国は豊かになるということを現実のものにすることが出来ます。
行政も徐々にこのような活動に対し理解し始めていますので、SDGsを含め、FFC活動は社会全体の責務とすべきです。
京都のAさんから前回の和幸庵の(2021年3月19日)松の6月の状況報告が届きました。 沖縄で起こっていることについては次回にまとめて報告いたします。
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