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長雨、日照不足、暴風、大雨等に対するEM技術の応用

異常気象の異常のレベルが年々増大しています。太陽や地球外からのエネルギーのレベルからすると、この程度のことは普通にあっても特に異常とは言えませんが、問題は地球のエネルギー整流力の低下として考える必要があります。

これまでに何回となくEM技術による自然災害対策について述べましたが、この基本的な原理は、EMの持つ抗酸化作用や非イオン化作用や有害なエネルギーを触媒的機能で無害化または有用なエネルギーに転換する力の総合力によるものです。

これまで、本連載やDNDを通し、EMによる放射能の吸収抑制や放射能の消滅効果については、国際誌にも掲載されたことを紹介し、EMによる福島の放射能問題の大半が解決されたことを紹介しました。

従って、福島の次の課題は、世界的な有機農業地域に発展させ、同時に低線量の放射能のホルミシス効果を活用した最良の保養地にするということになります。

この件については、環境フォーラム『うつくしまEMパラダイス』で繰り返し述べてきましたが、福島県も福島民報の報道のように有機農業への道を認識し始めています。

今回紹介する福島の事例は、DND第158回で紹介した「大石3ちゃん倶楽部」と連動していますが、長雨、日照不足対策に関するEMの情報として共有すべきものです。
以下は情報を寄せてくれた新谷氏と奥本氏のコメントです。

写真1
奥本が福島有機農業推進PJ(プロジェクト)でEM技術を指導している佐倉ファーマーズ、大石3ちゃん倶楽部の皆さんが、8月9日の日曜日に開催されたFukushimaナツフェスinえきまえ2020に出展され、EM野菜を販売されました。好評で、持って行った野菜の9割が売れたそうです。
佐倉ファーマーズの佐藤和幸さんの店での張り紙の内容がとても良かったので、張り紙の文章と、その内容に関連する新聞記事を添付いたします。

「2020年の梅雨は雨の日が多く、全国各地で野菜の出荷が少なく今までになく値段が上がっています。しかし、EM佐藤農園では、EMを使い化学肥料・農薬をいっさい使用しないで多収穫・高品質を実現しています。今回、佐倉ファーマーズ利用のお客様に感謝をこめて、ジャガイモ・キュウリを1袋100円で販売いたします。」

今年は天候不良で農作物の生育が悪い中、EM技術を活用することにより品質の良い野菜を生産出荷できているEM佐藤農園の成果は嬉しいニュースであり、EMの良さを農家や消費者の方々に伝えるための良い事例だと思いました。

新谷,奥本

イベント当日の様子
イベント当日の様子@

イベント当日の様子
イベント当日の様子A

イベント当日の様子
イベント当日の様子B




次は沖縄で起こっているEM情報です。

台風8、9、10号の進路は、これまで述べたようにすべて沖縄本島を中心とする結界線の外側を通過しています。気象台は台風10号が特別警報まで発達しなかったのは、8、9号が海をかき回し海水温が下がったためと解説しています。それはそれで当然のように思われますが、これまで沖縄に接近し、沖縄の巨大結界に触れた台風は整流されるため、衝撃波が発生しにくく、風速の割には被害が著しく小さいという現実があります。

すなわち、沖縄に接近しなかった昨年や一昨年の台風は、関西や関東に想像を絶する被害を及ぼしています。これも長時間の経過観察が必要ですが、2014年以降はすべてこのような状況となっています。

(2020年9月28日)




PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。

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