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楽しいEMの奇蹟



(写真1)高知の山下農園で塩施用によるショウガ栽培にチャレンジした結果です。塩の施用量は10a当り100Kg、1株のショウガ重は5Kgです
良質の活性液を作り、効果が出るまで使い続けると、EM は奇蹟的な効果を現実のものにしてくれます。

その基本に従って、整流炭や塩を活用し、結界を作ったり、EM 活性液の品質を向上すると、奇蹟の連続が積み上がって、すべての問題を解決することが可能となってきます。(写真1)

今回紹介するのは、今年の四国EMフェスタ「善循環の輪 とくしまの集い」で発表された徳島県鳴門市の事例です。

今から20年以上も前に、EMで瀬戸内海をきれいにし、豊かな漁場を復活する目的で瀬戸内海環境会議がスタートしました。すなわち、鳴門市が実行しているような、EMによる環境活動を続ければ、瀬戸内海はきれいになり、天然の大養殖場に変えられるということです。

この鳴門市の例は、EM を使い続けていると、身近な排水路や川や海がきれいになり、生物の多様性が広がり、自然全体が豊かになります。その結果が、日本海側の豊岡市にいたコウノトリを飛来させ、定着させ、子育てを始め、着々と数を増やしているという奇蹟的現実です。

この事実は、子ども達の環境教育に絶大な効果があり、同時に、地域の人々を環境浄化の成果として楽しく強固に結びつけ、地域創成の原動力となり始めています。その先には、瀬戸内海の未来像も見えてきます。

四国EMフェスタ「善循環の輪 とくしまの集い」で発表された徳島県鳴門市の事例
(2019年12月12日)




PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。

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