塩は多すぎると必ず塩害が発生する
2019年3月のEMグラビトン農法の研修会で発表された、山形県のある果樹園の件は、関係者すべてが共有すべき情報です。この果樹園では、2018年当時、塩の使い方を誤って塩害が生じ、酷な状況となっていました。私は、2018年8月末に連絡を受け、9月6日に現場を確認し、当時は未公開だったグラビトロン技術(連載第129回で紹介されたEMグラビトン農業技術のこと)で対策を講じました。
その前に、その果樹園から送られてきたサクランボは、これまで見たことがない立派なものでしたが、波動のレベルが予想外に低いものでした。不審に思っていた矢先に、御主人が果樹園でかかとを骨折したという情報も入ってきました。
量子力学的に見ると、EMを徹底して使ってきたその果樹園では、あり得ない事が起こっていると考えているうちに、塩害が発生しているという情報が入り、U-net(NPO 地球環境共生ネットワーク)から次のような報告が送られてきました。
果樹園・整流結界、塩活用の経過報告 / U-net山形
<園主の声(要約)> 10aに塩1000kgも撒いたことが最大の原因。半分に留めるなどもっと慎重に指導するべき。果樹の樹は、前年度蓄えた栄養でもって根と葉のバランスでもって立派な実をつけていく。現状このバランスが完全に崩れている。環境の変化にサクランボぐらい微妙なものはない。1回弱れば復活させるまで8年かかるといわれており、損失が余りにも大きい。しっかり検証して頂き、またサクランボを早く正常に復活させる方法を責任をもって教えて欲しい。
<U-net理事のコメント> 私は2018年8月29日に現場を見学しました。現実を正しく検証していくために早い時期に比嘉先生、EM 研究機構よりこの果樹園の現場をご覧頂き、ご指導くださることが大切と考えます。
塩害対策
写真を見て、私は絶句してしまいました。この方法は、塩をボカシと勘違いして施用しています。最終的に塩は肥料になりますが、それは30〜40日後の話であり、このような方法だと、塩の直下の根は枯れてしまいます。
10a当り20トンくらいの塩をやったのと同じレベルです。塩は雑草対策を兼ねて、薄くまんべんなく広げると、年間1トン程度施用しても何ら障害を発することはありません。特に、帯状に円形に施用する方法は最悪です。状況はかなり厳しいものでしたが、9月上旬でしたので対策は可能と判断しました。
まず結界の再強化を行いました。整流シールを各結界上の支柱に貼り、同時に各樹木にも貼りました。重力子のエネルギーを集中するためです。園主にじかにオーリングテストで結界の強さを確認してもらいました。
次にパイこね変換の応用である量子重ね効果を実施するように指導しました。当時、最高レベルに整流されたテスト用のEM・X GOLDの原体を10000倍に薄め、ジョロで軽く樹に散布するだけです。樹全体に掛かる必要はありません。1本に1〜2L程度です。
普通のジョロでは大き過ぎますので、子どものおもちゃ用の2Lくらいのジョロが軽くて思い切り振れますので、樹の中〜上部まで届きます。これを毎日落葉が始まるまで続けます。上手にすれば、1回の作業は10分くらいです。
同時にEM活性液を500〜1000倍にして、1〜2週間おきに十分に浸み込むように施用するように伝えました。
その後は葉色もやや戻り、落葉もなく冬の自然落葉につなげることができました。カサついた状態になる筈の冬芽も大きく膨らんできて、ほぼ完全に回復することが出来ました。
以下、2019年の結果です。
これでメデタシメデタシということになりますが、現在のEM・X GOLDは、当時使用したテスト用のEM・X GOLDの原体と同じレベルに達していますので、EM・X GOLDを1万倍にしてパイこね変換的に活用したり、EM・X GOLDを1/10000くらいEM活性液に添加することでEM活性液の波動を著しく強化することができます。
この果樹園の今年のサクランボの波動値は超限界突破となり(<表1>参照)、最良の健康食品であり、かなり長期の保存も可能となっています。今回のような果樹園での塩の活用は、反当り200kgを目安として、園内の土壌表面に薄く広く施用し、特に雑草の上に重点をおいて、雑草対策とすると良いでしょう。
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