EMの真実『愛と微生物のすべて』
9月の上旬に(株)ヒカルランドから、森美智代・白鳥哲両氏との共著で「愛と微生物のすべて」を出版しました。昨年の6月、忘れ去られつつある厳しい福島の現実を直視し本格的な解決策をより多くの人々に知ってもらうため、福島市で映画「蘇生」を上映して著者3人の講演会が催されました。
ヒカルランドの御厚意で、その講演会の内容を本にするために対談で追加情報をまとめたのが本書です。EMに関することの大半はすでに明らかにしてきましたが、福島の放射能汚染対策を続けているうちにEMの真実が見えてきたのです。
すなわち、EMが原子転換を行い放射能汚染を消滅させ、種々の原子転換も行っているという現実です。現在、福島を含め55ヶ所以上でEMによる放射能汚染対策を行っていますが、1件の例外もなく放射能汚染が顕著に消失し、望ましい環境対策や農業生産、鳥獣対策が実行されています。
その結果は、福島を「うつくしまEMパラダイス」にするという目標を現実のものにし始めています。本書は、EM技術を本格的に活用し得る、無限なる情報が引き出せる本としても活用できるようになっています。すなわち、量子力学の応用です。
本書51ページにある『比嘉セオリーの概念』を繰り返し学習することによって、物の本質や成り立ちのプロセスが理解できるようにしています。すなわち、存在するすべてのものは重力波からエネルギーをつないで、量子の世界(何にでもなれる)を形成し、その重ね効果が現実の世界を作っているということです。このプロセスは、至高の利他の想念(愛)が蘇生型の微生物にスイッチを入れ、その結果、微生物の機能によって大宇宙を支配している重力波につながり、万能の世界が造られるという概念です。
放射能汚染を消失させたり、塩を肥料として活用したり、結界による鳥獣対策や安定した多収、高品質技術や、環境対策等々の他に、難病を含むあらゆる健康問題や、ボランティアによる社会悪対策にも言及しています。
私は常々、EMの理想的なモデルを作れる国は日本以外にないことを繰り返し述べてきましたが、それは、日本が量子的な国家だからです。詳しくは本書を読んでいただいて、本書をEMの原典として活用してもらえればと願っています。
塩の活用法の事例紹介
これまで塩の活用について様々な事例を説明してきましたが、多くの関係者が実行しており楽しい情報が次々と入ってきています。 10a当り500Kgの塩を活用し(田植1ヶ月前)海水EM活性液を500〜1000L散布して結界を作った水田は、雑草が全く生えず収量も50〜60%増、品質も抜群という結果も出ています。
第120回で、塩の活用法の限界と注意点について述べましたが、農業生産法人株式会社サンシャインファームのハウスに、10a当り2トンの塩を散布した事例を紹介しました。塩が肥料に替わるのは早い場合は、施用の2週間後から遅くても30日後には加速します。
写真1は、塩を散布した直後の状況です。雪が軽く積もっているように見えます。その後、500倍の海水EM活性液で塩を地中に浸透させ、塩分濃度が電気伝導度(EC)で5以下になるようにします。
写真2は、その後に栽培された夏キュウリです。左の列は、植付け時にEMでぼかし化された鶏ふん(サンシャインファームでEMをフル活用して飼育している鶏のふん)を10a当り200Kg程度施用し、追肥を行わなかった区で、右の列は追肥を行った区です。見た目は右の列がいいように思えますが、実際には徒長的で、収量も追肥をしなかった左の列が1.5倍以上も獲れたのです。
この結果から言えることは、10a当り2トンも塩をやると、基肥も追肥も不要ということになります。写真3は、同ハウスの隣接で栽培されたコマツナです。キュウリ、コマツナいずれも不耕起で、雑草や病害虫対策は万全といえますが、軟弱野菜は塩分の下層への浸透を怠ると、写真3の右側のように不発芽がパッチ的に発生します。それらの結果から考察されることは、今後の塩の施用量は、10a当り年間500〜1000Kgで十分と言えますが、土壌の原子転換力が高まれば、100〜200Kgでも望ましい結果を得ることも可能になります。
写真4〜5は、鎌倉の小泉農園で行っている畝間の塩の施用方法です。この方法なら塩害を起こすことは全くありません。写真6は、整流炭の上に堆肥を敷いて、その上に塩を山盛りする方法で、果菜類の追肥活用として万全です。塩とEMと結界を上手に活用した農家は、収量、品質はもとより、その社会貢献的成果についても納得しています。
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