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妙子さんの花づくり365日
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第6回
農薬を使わない病虫害対策


美容師という職業を持つ妙子さんの昼間は忙しく、ガーデニングのあれこれは、もっぱら夜の仕事です。夜中の1〜2時にライトをつけて庭仕事。夜の花壇は、夜行性の害虫の舞台になります。

例えばナメクジは、昼間は、暗くて湿っぽい場所に隠れていますが、夜になると活動し、葉を食べてしまいます。しかし、日ごろから、EM5(ストチュウ)500〜1000倍希釈液をこまめに噴霧したり、水やりの時に米のとぎ汁EM発酵液を入れたりして、花や土の中のEMの密度を高めることで、ナメクジやヨトウムシ(ヨトウガの幼虫)などの夜の害虫に対して忌避効果があります。それでも、害虫が発生した場合は、手で取るなどにして対処してください。

妙子さんは、EMを使い始めてから、アブラムシやウドンコ病,根切り虫などがほとんど出なくなったとのことです。

 


    EM5(ストチュウ)のつくり方
    病虫害予防(草花を育てるポイント・花がら摘み)


病虫害対策(EM5散布)
〔1〕噴霧器などに500〜1000倍になるように、EM5を入れる(水1リットルの場合は、EM5を1〜5cc入れる)。

〔2〕花全体にまんべんなく散布する。1日おきくらいに噴霧するのが理想的。

 

    EMを活用していても、病虫害をゼロにすることは難しいです。

    その中で最もポピュラーで発生率が高い病気は、ウドンコ病です。
    その名の通り、粉をまぶしたような白いカビが、葉や茎に発生する病気です。
    高温多湿な梅雨前後は特に発生しやすい時期。主な原因は風通しが悪いためなので、
    下記のことに注意しましょう。

    1.花を長雨に当てないように注意する。
    2.花がらや枯れた葉をこまめに摘み取る。
    3.株と株との間の風通しをよくする。

    万が一白い粉がついた茎葉を見つけたら、葉を取ったり茎ごと切ったりして除去します。


    水やりについて

夏の水やり
庭にじかに植える場合は、大雨であってもカラカラ天気であっても、植物は自然に順応して育ちます。しかし、コンテナ栽培の場合は、植物に聞きながら、水やりをしてあげなくてはなりません。水は、与えすぎても足りなくても植物は枯れてしまいます。

一般的には、ゆっくりとたっぷりとがポイント。夏は早朝か夕方、冬は暖かい日の午前中。コンテナの土の表面が乾いたら、花にかからないように容器の底から流れるまでたっぷりと与えます。容器を持ち上げて、軽い時は水不足です。

米のとぎ汁EM発酵液を入れての水やりは、最低でも1日1回やった方が良いです。

〔1〕夏場は特に乾燥しやすいので、写真のように土の表面が乾いてきたら水やりをする。
〔2〕米のとぎ汁EM発酵液を20倍になるように、バケツなどに入れる(10リットルバケツの場合は、米のとぎ汁EM発酵液を500cc入れる)。
〔3〕1回ずつ希釈するより、バケツなどの容器にためた方がやりやすい。
〔4〕花に水がかからないように、根元に水やりをする。また、鉢の縁から土の表面までに必ずウォータースペースをつくり、鉢の底から余分な水が流れ出すくらいに水やりするのが良い。土の中の空気が入れ替わるメリットもある。




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