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妙子さんの花づくり365日
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第二回


妙子さんのガーデニングは、化学肥料や殺虫剤、殺菌剤などをほとんど使いません。身の回りにある生ごみや米のとぎ汁、米ヌカなどに、発酵食品に使う乳酸菌や酵母など培養した有用微生物群(EM)を混ぜ合わせることによって、オーガニックな肥料や病虫害予防液をつくります。すべてキッチンで準備できるところがミソです。
◆資材(肥料)EM生ごみ発酵肥料
◆資材(肥料)EMボカシⅡ型
◆資材(活性液)米のとぎ汁EM発酵液
◆資材(病虫害予防)EM5(ストチュウ)


資材(肥料) EM生ごみ発酵肥料・・・土づくりに使用
用意するもの
用意する道具
密閉バケツ(いろいろな種類、大きさのものが市販されている)
生ごみ
EMボカシⅡ型
EMボカシにはⅠ型とⅡ型あります。Ⅰ型が生ごみ用、Ⅱ型はガーデニングや菜園の肥料用です。高橋さんは、2種類のEMボカシをつくる手間を省くために、Ⅱ型でEM生ごみ発酵肥料をつくっていますが、初心者の方はⅠ型をお使いください。
初めてEM生ごみ発酵肥料づくりをする方はこちら
つくり方
[1] EM生ごみ発酵肥料 つくり方1 密閉バケツの底に新聞紙を敷く。
[2] EM生ごみ発酵肥料 つくり方2 底に穴を開けたビニール袋を入れ、EMボカシをサッとまく(ビニール袋の使用はバケツを洗う手間を省くため)。
[3] EM生ごみ発酵肥料 つくり方3 水気を切り、小さく切った生ごみをバケツに入れる。
[4] EM生ごみ発酵肥料 つくり方4 そこにEMボカシをかけ、生ごみとよく混ぜ合わせる。
[5] EM生ごみ発酵肥料 つくり方5 発酵液(浸出液)がたまったら、その都度取り出す。腐りやすいのでその日のうちに使う。
[6] EM生ごみ発酵肥料 つくり方6 それを繰り返し、満杯になったら、直射日光の当たらないところで1〜2週間置く。

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資材(肥料) EMボカシⅡ型・・・基本は元肥・追肥用。高橋さんの場合は、生ごみ処理にも使用。
用意するもの
用意する道具
米ヌカ 1kg
骨粉 375g
油カス 375g
EM 2.5cc
糖蜜 2.5cc
150cc
(キレイな水を使用。
水道水の場合はくみ置きして一晩置くと塩素分が多少抜ける)
つくり方
[1] EMぼかしⅡ つくり方1 人肌ぐらいに温めた水に、EMと糖蜜を入れて混ぜる。
[2] EMぼかしⅡ つくり方2 米ヌカと骨粉、油カスを混ぜたものに[1]を入れる。
[3] EMぼかしⅡ つくり方3 手でギュッと握って広げたときに少し固まる状態がベスト。
[4] EMぼかしⅡ つくり方4 ビニール袋などに入れて、密閉させた状態で冷暗所に1か月以上熟成させる。

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資材(活性液) 米のとぎ汁EM発酵液・・・水やり時に栄養分として入れる
用意するもの
用意する道具
ペットボトル (2リットル容器)
EM 20cc
糖蜜 20cc
米のとぎ汁 約2リットル
その他…ボール、ジョウゴ
つくり方
[1] 米のとぎ汁EM発酵液 つくり方1 ボールに米のとぎ汁、EM、糖蜜を入れよく混ぜる
[2] 米のとぎ汁EM発酵液 つくり方2 [1]をジョウゴを使って、ペットボトルに入れ、しっかり密閉する。
[3] 米のとぎ汁EM発酵液 つくり方3 冷蔵庫の横などの温かいところに置いて、4〜5日(冬場は1週間)で出来上がり。

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資材(病害虫予防) EM5(ストチュウ) ・・・500〜1000倍に希釈して葉面散布。
※使い方は8月上旬公開予定の「夏の農薬を使わない害虫対策」で掲載します。
用意するもの
用意する道具
30cc+ 水 70cc
EM 10cc  
糖蜜 10cc  
10cc  
焼酎 10cc (30度以上を推奨)
その他…計量カップ、ペットボトル
つくり方
[1] EM5 つくり方1 材料をすべてペットボトルに入れ、混ぜ合わせる。
[2] EM5 つくり方2 直射日光の当たらないところに保管し、ペットボトルが膨らんだら(15日〜30日)ガス抜きする。
[3] EM5 つくり方3 ほとんどガスが発生しなくなり、鼻をツンと刺すような芳香(エステル臭)がすれば出来上がり。

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