今回は、花をこんもりと咲かせるためのテクニック、「切り戻し」のポイントを紹介します。草花は、放っておくと伸び伸びと自由きままに育ちますが、姿形は今ひとつになってしまいます。伸び過ぎて乱れた茎や枝を、短く切り詰めて小さくすることで、わき芽が伸びて、こんもりした姿にすることができます。
また、真夏の直射日光に弱い草花は、株を小さくして、エネルギーの消費量を少なくしてあげると、元気を取り戻すという効果もあります。
切り戻し
開花した花が、納得がいくまで咲いて、少しみすぼらしくなったころ、思い切って草丈の半分から1/3ぐらいを切り、株の若返りをします。
切り戻しをすると新しいわき芽が伸びてきて、また花が咲き始めます。初めの花より茎も細く花も小振りになりますが、枝数が増えた分、賑やかに咲きます。
切り戻しをした後は、力をつけるために株元に
EMボカシ
をパラパラとまきます。
〔1〕
茎がだらしなく伸び過ぎている。このままにしておくと花つきも少なくなる。
〔2〕
思い切って半分から1/3ぐらいを切り戻す。わき芽があるのを確認して、節の上で切り戻すことが大切。
〔3〕
ほぼ丸裸の状態まで切り戻す。色づきの良い葉などは残す。 株元に
EMボカシ
をパラパラと追肥する。
〔4〕
切り戻した残さの中で、花がついているものは、コンポストで堆肥にするが、葉のついているものは挿し芽用に使う。
〔5〕
約1か月で盛り返す。
春花壇の処理
1年草や2年草は、花が終わったら枯れてしまいます。そのままにしておいても見栄えが悪いので、早めに処理します。花が咲き終わった後、しばらく置き、種をとるのもいいでしょう。土は処理して、次回の植え付け時に再利用できるようにしましょう。
〔1〕
花が終わって枯れ始めたシレネ。
〔2〕
短く刈り込む。
〔3〕
刈り込んだものをコンポストに入れ、
EMボカシ
を振りかける。コンポストがいっぱいになり、黒く土のような状態になったら堆肥として使う。
種取り(シレネ)
〔1〕
花の下に種ができる。花が枯れた後に実を取る。
〔2〕
ティッシュに包んで、日光に当てる
〔3〕
実が干からびて、カラカラの状態になったら種を取り出す。黒い種が取れる。
〔4〕
フィルムケースなどに入れ、冷蔵庫で保管する。
土の処理
〔1〕
花を抜き取った土は、発砲スチロールと根と土に分ける。発泡スチロールは再利用し、根はコンポストに入れる。
〔2〕
土は黒いビニール袋へ入れ、日光に2〜3日くらい当てる。その後、再生土として使うことができる。(健康な土づくりについては
コチラ
)
※
この土は、もともと
EM生ごみ土
が混入されており、
米のとぎ汁EM発酵液
が散布されているため、花が終わった後も固くならず、虫もほとんど発生しない。良質な再生土になっている。
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