第6回 "イチゴ"のお話し ―旬は初夏だよ
私が農業を営む栃木県はイチゴ生産日本一。私のイチゴづくりは素人ですが、栃木に住むからにはイチゴの話題は外せませんので、イチゴの旬についてもお話しします。 誰もが大好きなイチゴのお話し、読んだらきっとイチゴをつくりたくなるハズ!です。
イチゴは野菜でバラの仲間
イチゴの生い立ちは、遡ること18世紀末のオランダ・バージニアイチゴとチリイチゴの交配によって生まれ、日本には江戸時代末期に渡ってきたようです。当時はオランダイチゴと呼ばれていました。その後、日本の気候に合うように、さらには甘くて大きな実を着けるように次々と品種改良がされて現代に至っています。 フルーツみたいな顔をしているけれど野菜で、トゲは無いけれどバラの仲間(バラ科)。ほら、花が似ているでしょう!ちなみにサクランボもバラの仲間ですが、こちらは正真正銘フルーツです。
なぜ! 旬のイチゴを食べられない?
栃木県がイチゴの生産日本一のわけ
どうして栃木県はイチゴの生産が盛んなのでしょう。「とちおとめ」の品種としての人気はもちろんですが、栃木県南部は冬場の日照時間が月200時間を超え、イチゴ栽培に適していることから農閑期の裏作として栽培するお米農家さんが増えたことも大きかったようです。苗づくりも、かつては栃木県の北部にある標高1700mの鶏頂山で夏場に育てていました。ハンターマウンテンというスキー場で有名なところです。高原の涼しい夏に苗を育て、まだ残暑が残っている9月に山から苗を下ろして定植します。すると、アッ春が来たと勘違いして一斉に花を咲かせ、11月末頃に収穫が始まったのです。今は品種改良されて勘違いさせることもなくなったようです。 イチゴの栽培はもちろんハウスを使って、日中は暖かく、夜は暖房機で夜温を上げることで真冬でもイチゴをつくることが可能になりました。とは言っても、イチゴにとって過酷な真冬に育てるのは大変なことです。更に品種改良が進んだ結果、病害虫に比較的弱い作物になってしまい、どうしても農薬を使っての栽培となるのはやむを得ないことかもしれません。
だったら、自分でつくって旬を食べよう!
これまで本気でイチゴをつくったことがなかった私ですが、昨年の秋ホームセンターで販売されていたたくさんの種類のイチゴの苗の中に「とちおとめ」の苗があり、つい衝動買いをしてしまいました。というのはちょっと難しい話になりますが、「とちおとめ」は種苗法に基づいて品種登録され、厳しく管理されているため、一般的には流通していませんでした。これは作物のブランド価値を守るための権利で当然のことなのですが、数年前にその権利が切れてやっと一般にも流通するようになりました。それで、ホームセンターで「とちおとめ」の苗を見つけた時に衝動買いをしてしまったのです。私はイチゴ栽培に詳しくはありませんし、販売するわけではないので無理のないようにとりあえず10株だけ購入しました。ということで、柴田流の旬のイチゴ栽培を紹介しますね。もちろんほかの野菜同様に化学肥料や農薬を使わない、EMさん大活躍の栽培方法です。 まず、Part1 第11回EM柴田農園直伝 EM生ごみたい肥づくりで紹介した生ごみを使った土づくりの後、11月30日に「とちおとめ」の苗を植えました。イチゴは寒さに比較的強い野菜ですが、真冬の寒さが厳しい時期には休眠してしまいます。枯れた葉は防寒のため取り除かないで、さらに草マルチなどで根元を保護します。それ以外はたまに水やり(もちろん、ただの水ではありません!EM活性液を薄めた水です!!)をするくらいで年明け3月末までは自然にお任せです。 4月に入り、新芽が伸びてきたら枯れた葉を取り除き、冬に出たランナーや花芽もイチゴの体力を保つためすべて切り取ります。 イチゴは乾燥が大の苦手なので、表面の土が乾いたらEM活性液の薄めた水をたっぷりかけます。 また、新たな試みとして、病害虫を抑える働きや受粉を助けるハチなどを呼ぶ働きを期待してコンパニオンプランツのマリーゴールドとカモミールをイチゴの周りに植えてみました。
キレイなイチゴを収穫するためのポイント
EMを知って、生活に役立てよう! EMは私たちの生活に役立つ良い微生物の集合体。お掃除、お洗濯、環境浄化、家庭菜園など様々なところに使えて環境や健康にもやさしい!なぜならEMは化学薬品ではないからです。日々の暮らしにEMを取り入れて快適な生活を送りませんか? ◆開催日時 <第3回> 7月24日(日)13:30〜16:00 (受付13:00〜) EMについての応用編 化学肥料や農薬に頼らない家庭菜園 衣食住 様々なところでの活用方法 環境浄化や放射能対策など ◆場所 そすいの郷 直売センター(料理教室) 那須塩原市三区町657-26 ◆参加費:各回500円(資料代含む) ◆定 員:各回10名 ※1講座だけの参加でも大丈夫です。 ※参加者の方にはEM活性液(2リットル)プレゼント ◆お申込み <フォーム> https://ws.formzu.net/dist/S13899389/ <mail> 以下明記の上、メールでご連絡ください。 (1)参加希望日 (2)お名前(フリガナ) (3)当日の連絡先(携帯番号) (4)2名以上の場合は、一緒に参加される方のお名前(フリガナ) haisainasu5655@yahoo.co.jp ◆お問い合わせ EM柴田農園 柴田和明 携帯 090-6528-1649
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