連載
第1回 都会から山の中へ サラリーマンから農業へ
※ 前方の山々は自宅付近から見る那須連山

第2回 沖縄好きだったから出会えた"EM"

トマト農家での研修
南の海のサンゴ礁に住む魚たちはカラフルで美しく、水中写真を撮ることも趣味の1つでした
第2回目の今回は古い話をたくさんしますので、一緒にタイムスリップしていきましょう!

始めて沖縄へ行ったのは奥さんの方が1年早く、まだ右側通行だった1977年です。私は翌年、左側通行になってからでした。その後もお互い沖縄が好きで、足しげく通っていました。もちろん結婚してから分かったことですが。

当時、ダイビングブームの波に乗っていた私は、沖縄本島からさらに南、先島諸島にある小さな島の小浜島(石垣島近く)へダイビングに通っていました。そこにたまたまダイビングに来ていた女性と知り合いました。それが、奥さんです。
夫婦で沖縄とダイビング好きですから、沖縄へ通うのは当然です。さらに、私のもう一つの趣味である自転車競技が沖縄行きに拍車をかけました。
沖縄で開催される有名な自転車レース「ツール・ド・おきなわ」で絶対に優勝するんだという意気込みが強かったので、練習をするのにも、沖縄を訪れることが多くなりました。
ロードバイクをパーツに分けて飛行機で運び、那覇空港近くで組み立ててR58号を走りました。奥さんとはホテルで集合、朝食と夕食以外は終日別行動、という沖縄旅行が続きました。

残念ながら「ツール・ド・おきなわ」で優勝することはできませんでした。最後に出場したのは退職後で、規則正しい生活のおかげで万全な体調でスタートすることができ、今までの最高順位の18位(トップとは3秒差)でゴールしました。 厳しいトレーニングも重要ですが、規則正しい食生活がいかに重要か。これはスポーツだけでなく健康維持にも言えることだと思います。


「EMって何だ!」


1984年頃のヒルトンホテルの前で。右端が知子さん


当時のコメント! 20年後、夢が叶い、コスタビスタ沖縄に宿泊!
右の写真は今から約40年前、結婚前の奥さんが友人と沖縄へ旅行した時のものです。
東シナ海と太平洋が両方見える景観の良いところがあると案内された場所、そこに建っていたのが「HILTON HOTEL」でした。
当時このホテルではドレスコードがあり、写真のような軽装での立ち入りはできませんでした。

それから約20年後の2006年。たまたまですが、沖縄で新しいホテルができたと聞き、夫婦で宿泊しました。奥さんは「何か見たことがあるような・・」「でも新しくできたホテルなんだよね・・」と。
自宅に帰ってこの写真を見て、当時のヒルトンホテルがシェラトンホテルに変わり、その後13年間も放置され廃墟になっていた建物が、EM技術で蘇ったことを知りました。
そうです!それが誕生したばかりの「コスタビスタ沖縄ホテル&スパ」だったのです。

コスタビスタ沖縄に宿泊した次の朝、レストランで朝食をいただきました。レストラン入り口には「このホテルではEMを使って化学肥料や化学農薬を使わない野菜を作っています」と、パネルでたくさんの農家さんが紹介されていました。
「EMって何だ?」
正直その時は信用していませんでした。なにしろ私が勉強している栃木県農業大学校では、「農業は化学肥料と化学農薬を使わなければできませんよ」と繰り返し言われ、洗脳されていたからです。
半信半疑でしたが、レストランでいただいた食事はどれも美味しい。でも、無農薬でこんなにきれいな野菜ができるはずがないだろう、と頭の中は混乱状態でした。

朝食を終えた私たちは、そのままフロントに向かっていました。そして、パネルに出ていた農家さんを見学したいので紹介してくださいとお願いしました。
部屋へ戻り1時間前後だったかフロントから連絡があり、2軒の農家さんを紹介され、すぐに向かいました。
急なお願いにも関わらず受け入れてくださった農家さんには、本当に感謝でした。

1軒目は養鶏場を経営しているみやぎ農園の宮城盛彦さん。EMのことはもちろん、農業も初心者で、養鶏に関しての知識は全くない私たちに丁寧に説明していただき、多くの時間を取って下さいました。そこには平飼いで元気に走り回る人懐っこいニワトリ達がいました。一般的な飼育では消毒や薬を使うのですが、EMを使うことでニワトリにとって良い環境を保つことができ、病気にならないというのです。また、大きな養鶏場なのに全く臭わないことは驚きでした。

2軒目はトマト、カボチャを中心に栽培していた比嘉信夫さんのトマトハウスを見学させていただきました。ここでの驚きは、たわわに実ったトマトに虫が全くいないこと。
本当に農薬を使っていないのか?
半分疑いながらお二人の話を聴いていくと、EMを最大限活用し、EMボカシという有機肥料を使えば化学肥料も必要ないとのことが何となく理解できるようになりました。


1万メートル上空で決まった"EM柴田農園"


この本で50歳からの人生が変わりました
健康のために始める農業なのですから、農薬は使いたくない。しかしそう簡単にはできないことは研修を通して理解しています。さらに農業大学校では農薬を散布した日は肝臓に負担をかけるのでお酒を飲むのを控えるようにと言われていました。特に夏の暑い日は毎日ビールが飲みたいじゃないですか。EMを使えば毎日お酒が飲めて、健康にも良い!そんな希望が湧いてきて、わくわくしながらホテルに戻りました。 ショップでEMを開発された比嘉照夫先生の著書「地球を救う大変革」を購入し、部屋に閉じこもり読み始めました。

読み終わったのは帰りの飛行機内でした。そこで一つの大きな決断・・よし、自分もEMを使って農業をしよう。名前は「EM柴田農園」だ。1万メートル上空で決まりました。 その後も分からないことがあった時にはみやぎ農園の宮城盛彦さんや比嘉信夫さん、そして、当時サンシャインファームにいた大城農場長をはじめ、たくさんの方にアドバイスをいただきながら現在に至っています。残念ながら比嘉信夫さんは数年前にお亡くなりになられました。 今までお世話になったお礼は、これからEMのことを知りたいという方に丁寧に説明をすることでお返しができたらと思います。

「沖縄」は、私にとって奥さんとEMに出会えた特別なところです。
そこで、2月27、28日の両日に大好きな沖縄でEMのお話し会を開催しますよ〜。
会場は那覇から北へ車で約1時間、うるま市にある「ミキズハウス」です。
やんばるの森のような、静かでとっても癒される場所です。詳細はイベントページでご覧ください。

次回は、EM活性液の培養について詳しくお話します。

(2021年2月16日)



【柴田さんへの質問はこちらから】→<Web Ecopure お問い合わせフォームへ>

<PROFILE>
50歳まで神奈川県で共働きをし、残業続きの忙しい日々を送っていた。定年退職まで共働きをしていればお金は貯まるし、何でも買える。 しかし健康は買えない。健康でいられたらお金は要らない。そういう思いから和明さんの父親の故郷、栃木県那須塩原市に移住して夫婦で農業を始める。健康維持のためEM生活実践中!

柴田和明(しばたかずあき)
会社退職後、約2年間栃木県農業大学校で農業を学び、その後トマト農家で1年間研修を受け就農。

柴田知子(しばたともこ)
会社退職後、東京農業大学(世田谷区)オープンキャンパスのカレッジ講座で野菜や果樹の育て方、スローフード、発酵などの講座を受講。EM柴田農園では、種まきから仮植、種取りなどの細やかな作業を担当。

Facebook:http://www.facebook.com/kazuaki.shibata.98


 【 EM柴田農園からのEM勉強会のお知らせ】→ 詳細はイベントページで

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