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EMで美しい海岸を次世代に
神奈川県逗子市 NPO法人「海岸クラブ」

海岸の掃除は身の安全のために

美しい砂浜を取り戻した逗子海岸(09.7.20撮影)
逗子市では平成15年から海藻などを埋め立た砂浜の悪臭対策としてEM活性液を散布しています。悪臭もだいぶ緩和された平成18年には17年ぶりに海岸に海がめが産卵に訪れ、新聞にも掲載されるほどの話題になりました。昨年度からは、NPO法人「海岸クラブ」とのコラボ「美しい浜再生事業」がスタートしました。

NPO法人「海岸クラブ」は、逗子市近隣のマリンショップ経営者や海の愛好家たちが海のスポーツ文化を子どもたちに伝えているボランティア団体です。毎月第1土曜日には、海岸清掃を行い気楽にマリンスポーツを楽しむ活動を行っています。手ほどきするボランティアの中には国内トップクラスの選手もいて、毎回、親子連れを含む200〜300人の参加者で賑わいます。

「まず、なにごとも掃除から始めるのは当たり前ですが、海の場合は掃除は身の安全のために大変重要です。海岸に打ち上げられる”ごみ”は想像以上のものですよ」と話すのは、代表の眞壁克昌さん。「拾えるごみよりもやっかいなのは、夏場の腐敗臭。EM効果はありますが、まだまだ油断大敵で、EM活性液散布の手は緩められません」とも言います。

ペットボトルでEMお持ち帰り
昨年は5月から12月まで8回のイベントを重ね、18,500リットルのEM活性液を延べ2500人の手で撒布しました。7月には、全日本ジュニア大会でEM撒布を含む清掃活動を行い、見学者を含めて500人が参加。全国のマリンファンにこの活動を知ってもらうよい機会となりました。

また、8月2日には、清掃参加者にペットボトルのお茶を用意し、飲んだ後のボトルにEM活性液50ccと糖蜜を入れ、そこに米のとぎ汁を入れて1週間後に砂浜に持参してもらいました。その日は夏の風物詩ともいえる湘南オープンスイミングが行われ、スターターを務めた平井竜一市長も、EM撒布に参加。ちなみにその日の市長のブログには「これからも市民の手で環境を守っていく取り組みを広げていきたい」と書かれています。

臭気格段の差 効果確認
オフシーズンに入った9月末に海藻埋め立て区域にEMを撒布したところ、1か月後には海藻埋め立て区域の臭気7まで低下(未使用区域267)。さらに1か月後には、0までになりました。(未使用区域21)撒布区域と未撒布区域を掘り返してみると、海藻の分解の程度が著しい違いがみられ、見学者もその違いに驚くほどだったといいます。また、検査を行った日には、親子で砂遊びをする光景も見られ、関係者を喜ばせました。


NPO法人「海岸クラブ」の代表眞壁克昌さん
眞壁代表は、「海水浴だけではなく、朝晩海で散歩する人が増えたことがうれしいですね。因果関係はわからないが、くらげの発生も極端に減ってきたようです。海の生態系のバランスがよくなってきたのかもしれません」と喜びを隠せません。「計り知れない海の魅力と活力を次世代にバトンタタッチするのが海をフィールドにしてきたわたしたちの役割です」として、今後も、EMを使ったビーチクリーン作戦を続けたいと意欲をわかせています。ごみ拾いから、一歩進んで海の環境を改善できることは、なにものにも変えがたい喜びに違いありません。今年の検査結果も楽しみです。


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