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有機農業と環境活動の先進的役割担う「四国EMフェスタ2007in徳島」開催


徳島県で開かれた4県持ち回りの四国EMフェスタ
8回目を迎えた「四国EMフェスタ2007in徳島」(主催:徳島県EM普及協会)が11月25日、鳴門市の鳴門教育大学で開催され、県内外から約500人が参加した。同フェスタは、4県持ち回りで毎年開催され、情報の共有と活動の活性化に効果を上げている。今回は農業分野と環境分野の2分科会の優良事例発表会と比嘉教授の講演会「未来を拓くEM技術」が行われた。

昨年、有機農業推進法が制定されて以来、四国地方においては、高知県「有機のがっこう・土佐自然塾」(山下一穂塾長)や愛媛県今治市の「食と農のまちづくり条例」、徳島県「徳島有機農業を育てる会」などの取り組みが先進事例として全国の注目を集めている。農業分科会では、今年10月農水省が事務局を務める全国有機農業推進委員に選ばれた山下塾長と自然塾第1期卒業生の小谷実さん(みのる農園)の実践報告もあって、会場は熱気に包まれた。


「鳴西環境きれいにし隊」活動を発表した鳴門西小学校6年生5人組
環境分科会では、愛媛県上浦小学校の子どもたちに叱咤激励(しったげきれい)され活動が始まったと話すNPO法人「弓削夢の島」や、地元鳴門西小学校児童の地域と結びついた環境学習の発表などがあった。上浦小学校は、7年前、子どもたちによる潮取りのヘドロ浄化活動が町と地域住民を動かし、ついには瀬戸内海をエリアとする行政や企業・民間を結んだNPO法人瀬戸内海環境会議(平山郁夫名誉会長)にまで発展させた記憶は新しい。同校のEM活動は現在も継続して行われ、地域の環境活動リーダーの役割を果たしている。このような例からも、四国は環境教育においても先進地と言えるようだ。

午後からの講演会に先立ち、四国EM普及協会事務局から、四国のEM活動者と活動内容の報告、比嘉節子環境学習ネットワーク代表から「教育とは生きる力とは」をテーマに3事例の紹介があった。中でも、タイ国「足るを知る経済」プロジェクトを受けて環境学習を実施するタイの中学校の取り組みを映像で紹介すると、参加者からは感動のため息が漏れていた。(詳細はEMウェルネスウィークレポート②をご覧ください)

続いて行われた講演会で比嘉教授は、EMの安全性について基本的な説明や生態系に及ぼす影響、使い方要点など事例を挙げながら話した。農業利用については、「効くまで使うというEMを使った農業は、従来の農業の知識で考えるとイメージできない」としながらも百聞は一見に如かずで、国内はもとよりコロンビアやニカラグアなど海外での成功例を映像で紹介、参加者たちも納得した様子だった。

事例発表者は次の通り。なお、次回(2008年)開催地は高知県の予定。

環境分科会

  • 桑野川EM研究会の活動と環境学習の推進―桑野川EM研究会(徳島県)
  • 私たちの海にアサリを!!―NPO法人弓削夢の島(愛媛県)
  • 福祉施設でのEM利用についてー社会福祉法人あゆみ園(徳島県)
  • 地域に結びついたEM環境学習―鳴門市立鳴門西小学校(徳島県)
農業分科会
  • 有機農業推進法とEM技術―原川達雄((財)自然農法国際研究開発センター)
  • 土佐自然塾―山下一穂(高知県)
  • みのる農園―小谷実(香川県)
  • (株)たむらのタマゴ一田村桂樹(徳島県)
  • (協)コープ自然は事業連合―差益昌昭(徳島県)
(2007年12月26日)

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