お江戸日本橋川浄化プロジェクト始まる
官・民が協力体制。千代田区・中央区も協賛
石川正巳千代田区長、矢田美英中央区長らによるテープカット
東京・日本橋川で、EMによる水質浄化が本格的にスタートした。千代田区から提供を受けた日本橋川沿いの西神田地区掘留橋近くのスペースに、地元企業の協力を得て、1tタンク10基とEM培養装置を設置。12月11日、比嘉教授を招いて行われた投入セレモニーには、両区長をはじめ、地元企業や町内会など関係者約60人が参列した。
千代田・中央区長から熱いメッセージ
日本橋川は、神田川から別れて隅田川に注ぐ、全長4.8kmの都市河川。五街道の出発点であり、江戸時代から商業の中心地として栄えた日本橋を流れる川である。しかし、都市の進展によって流れが悪くなり汚泥が堆積、雨で増水すると悪臭を放つようになっている。
毎年1000人以上の参加者がある橋洗い
日本橋川水質浄化への機運が盛り上がったきっかけは、中央区日本橋で毎年行っている伝統行事「橋洗い」(主催:名橋日本橋保存会・中村胤夫会長)で、昨年EM活性液とシャボン玉EM石けんが使われたこと。
今年8月には、日本橋川の水質浄化や景観改善に向け、地元の町会や企業など28団体が加入して「日本橋川に清流をよみがえらせる会」(林勇会長)が設立された。名橋日本橋保存会、日本橋法人会も協力し日本橋浄化活動に尽力し、さらに、千代田区と中央区の協賛を得ることもできた。
11日のセレモニーでは、「2つの区が始めて手を結んで取り組む、画期的な日」(石川千代田区長)、「川には境がない。一体となってやっていく」(矢田中央区長)と、両区長から熱いメッセージが送られた。比嘉教授は、「EMの原点は、すべてを蘇生の方向に変えていく。子どもたちにキレイな川を残していく、すばらしいモデルになる」と話した。
大阪漁協が応援に駆けつける
大阪から届いた友情のEM団子を投入する地元関係者ら
また、これより1か月前の11月11日には、日本橋川の浄化活動にエールを送ろうと、大阪市漁業協同組合(北村英一郎組合長)が大型トラックにEM活性液15tと大阪のボランティアがつくったEM団子3000個を積んで、日本橋に駆けつけた。名橋「日本橋」保存会や「日本橋川に清流をよみがえらせる会」のメンバー、よみがえらせる会の特別顧問・大塚実大塚商会相談役名誉会長、地元関係者などとともに、EM活性液とEM団子の投入を行った。
大阪では、3年前から「大阪湾水質浄化作戦」が始まっており、大阪市漁協が中心になって、道頓堀や淀川、尻無川、神崎川へEM活性液とEM団子が投入され、水質改善が進んでいる。
「日本橋川の浄化作戦を実施中!」の看板が立ったタンク設置箇所
日本学生工房が協力参加
日本橋川の今後のEM活性液投入計画では、冬場は週1回10t投入し、夏場は2回に分けて投入する予定。管理・製造は、よみがえらせる会を中心に、EM関連団体であるイーエム総合ネットやNPO地球環境・共生ネットワークが技術支援をし、中央大学や日本大学の学生有志が参加する日本橋学生工房が協力していく。
(日本橋浄化活動に関するお問い合わせ:NPO地球環境・共生ネットワークTEL03−5427−2348)
(2006年12月21日)
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新・夢に生きる 第19回 環境フォーラム「よみがえれ!日本橋川」 (2008/12/1)
外部リンク
NPO地球環境・共生ネットワーク
http://www.unet.or.jp
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