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エコ・ピュア ウェブマガジン 特集・レポート

第一弾は、オーガニッククリーニングで知られる(株)エースランドリー(菊地紀雄会長)さんのご紹介。
『オーガニック』は、いまや衣食住に浸透し、自然派志向の総称になりつつあるようです。クリーニング業界にもエコ・オーガニックを謳い、環境にも衣類にも働き手にもやさしい技術が台頭してきています。
北海道石狩市に本社を置き、EM仕様のオーガニックランドリーを前面に打ち出して顧客の満足度をアップ、現在、道内に149店舗を展開。さらに、スピーディで確実な納期の『プロ仕上げの1Dayクリーニング』で信頼を得て、今や道内外に約10万人の会員がいます。後半ではオーガニッククリーニングの仕様についてご紹介します。

東日本大震災後は被災地支援を行っている。『EMエコクラブみやぎ』から贈られた感謝状を手に、菊地会長(左)と斉藤生産部長

EMとの出会いは2005年。当時社長だった菊地会長が、大阪で開催された「クリーンライフ in 大阪」というイベントに出席したことがきっかけでした。かねてより「毎日皮膚に触れる衣類を合成洗剤で洗ってもいいのか」という疑問を感じていた菊地会長は、同年早速EMを導入。当時2トンだったEMの使用量は、2018年の今、8トンにまで達しています。
ドライクリーニング・ランドリー(水洗い)・ウェットクリーニングの全工程にEMを採用し、2007年には、EMクリーニング研究会(喜田 弘会長・香川県丸亀市)から最高技術認証(三ツ星)の認定を受けました。

工場内はクリーニング工場独特のドライ臭もなく、静電気発生も少ない快適な職場環境

2010年、『楽天市場』に出店。これによって、全国各地からクリーニングの依頼品が宅配便で届けられるようになりました。特に、化学物質過敏症やアレルギー症状で悩んでいる客からは条件付きの荷が届くこともあるそうで、「EMがあったからこそ、お客様のご要望に応じられています」と菊地会長は誇らしげです。
2011年12月に、クリーニング取扱店としては珍しいドライブスルー店を石狩市にオープン。横付けした車の窓越しに品物の受け渡しができる簡便さが受け、2016年4月には恵庭市で2号店をスタートさせました。

赤色がひときわ目立つ千歳市内の店舗には、コインランドリー第1号店を併設。以降道内各地にEM使用のコインランドリーをオープンしている(2018年3月現在)


目に触れるように店舗に張られているエースランドリーのこだわり

さらに、コインランドリーを10店舗オープンするなど、目覚ましい展開を遂げていますが、いずれも『全品EMクリーニング』『シャボン玉EM石けん使用』『量子水使用(水の粒子が小さくなり、界面活性力がアップ)』と明記して、『こだわりのオーガニックランドリー』であることを誇示しています。

2017年2月にはウエットクリーニングにおけるJTC−MA値及び洗浄力実務試験で7か所の工場(石狩、花川、北、南、北都、恵庭、小樽)全てでJIS規格ウエットクリーニングの認定を取得しました。JTC-MAとは、ウエットクリーニングにおいて、洗い上がりや生地の風合いを一定基準に保った仕上がりに対して与えられる認証です。

長年クリーニング師として洗いの現場に立ってきた斉藤貴利生産部長は、EM仕様の効果をこう語ります。「業務用水洗いでこの認証を取得するのは、なかなか難しいのです。EM洗剤の特性が活かされている証ですね」

ドライクリーニング用のドラムの前でEM活性液を点検する斉藤生産部長

同社ではEMを導入したのと同じ2005年、【ISO9001】を取得しています。これは、『良いサービス(製品)を提供し、顧客満足の向上を実現するための品質マネジメントシステム』に関する国際規格で、クリーニング業では大変珍しいことだそうです。

菊地会長がモットーに掲げているのは『クリーニング店だからこそ、人に、衣類に、環境にクリーンでありたい』ということ。
「これからもお客様に満足していただけるよう、従業員が自らの力で率先的に現場を改善して夢をもって働ける職場環境づくりをしていきたい。そのためにはもう、EMはなくてはならない存在です。」という菊地会長。
お客さま目線を大切にしながらも、環境にも、従業員にもやさしく配慮している菊地会長だからこそ、多くのお客様からの信頼と支持を得られているのでしょう。
次ページでエースランドリーさんのEMを使ったクリーニングについてご紹介します。


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