ＮＰＯ法人「ＥＭネット神奈川」（会長大庭達雄）主催の「有機農業実践塾」の開講式が１月１８日、藤沢産業センターで行われた。当塾は、有機農業の普及を進め、食の安全と環境にやさしい農業をめざす人材を養成するというもの。　

前半の６か月は基礎理論の座学研修、後半は同会の会員でもある神奈川県内の有機農業実践者の農園で実地実習を行う。

開講式には、来賓として有機農業推進議員連盟事務局長のツルネン・マルティ参議院議員や自然農法国際研究開発センターの天野紀宜理事長、関東ＥＭ普及協会の久森謙二氏理事長が出席し、開講を祝うとともに塾生を激励した。　

当日の出席者１６名（塾生は２３名）。その中のひとり、自然食品店勤務の女性受講生は、「仕事柄有機農家とのお付き合いはあるが、有機農業がどんなものであるか知らない。実 際に土に触れて体験してみたい」と抱負を語っていた。

なお、セレモニーの後、天野理事長による第１回の講義「自然農法の基本理念」が行われた。今後、神奈川県で活躍する農業指導士、農家、ＥＭエコインストラクター、ＥＭエコアドバイサーなどによる多彩なプログラムが予定されている。