このコラムの連載を始めて1年が過ぎた。振り返ってみれば、まさに怒濤(どとう)のような1年だった。限られた時間と空間の中、自分の農園、がっこうの農園。若者たちを指導しながら実績を示し続け、それを元に、活動家としてあちこち飛び回り、講演の最後には必ず、日本の伝統的な食文化、精神文化を取り戻すことが、国際貢献と世界平和に繋がる、“「All you need is love」なんだぞ〜”と訴えてきた。
さて、今夜もまた、理想と現実が一致した生活から得られる至福の晩酌タイムを楽しんでみよう。賞味期限はとうに切れているけど、発酵熟成が完全に進んでいるから、そんなものは屁でもない4つ年上の恋女房と語り合うのだ。人生のなんたるかをしみじみとね。あ、そうだ、今夜は久しぶりにジョンの「Give peace a chance」をかけてみよう。