まず、第一に「君たちは正しい」。おまけに「君たちはエライ!」も付け加える。
命の循環に身をおけば
そんな身勝手な大人たちに、反面教師的に無言の抵抗を続ける君たちはエライ! そこまでは正しい、そこまでは結構いい線いっている。いい線いっているんだけど、詰めが甘いんだな。そこでどうだろう「戦わずして戦う」から「戦わずして勝つ」にもう一歩踏み込んでみては。テーマは「美しい自然の再生」。これからの日本をほんとうの意味で再生させるには、美しい豊かな自然を取りもどすことが何よりも大切。これを共通の目的として、できることから一つずつ実行していけば、時間の経過と共に必ず共感と信頼、連帯感が生まれる。この「戦わずして勝つ」戦法が正しい理由は、敗者を生まないことにもある。戦いが終われば、敵も味方もなくみんな仲間だったということになるのだ。 「ごめんなさい、私がバカでした」「いえいえ、分かってもらえればいいんです」って。
やました・かずほ 1950年 高知県生まれ。28歳まで東京でドラマーとして活動。その後帰郷し、高知市内で学習塾を経営。体調を崩したためにあらゆる健康法を試してみたが、最終的に食と農の問題に行き着く。1998年 本山町にて新規就農。2006年4月 高知県と地元NPO黒潮蘇生交流会(山下修理事長)との協働で「有機のがっこう」を始め、同年12月、第1期生14人の中8人が県内で就農。今春から第2期生11人が研修中。
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外部リンク 「有機のがっこう」土佐自然塾HP http://www.tosa-yuki.com/
山下農園HP http://harehore.net/