2010年の宮崎県におけるEMによる口蹄疫ウイルスの根本的な対策が韓国でも応用され、今では動物における様々なウイルス対策に使われています。 韓国には、私の指導で全州大学の大学院にEMの研究科コースがあり、附属のEM普及組織を持っています。その活動は全国の農業研修センターや農協の技術センターと直結しており、今回の新型コロナウイルスに対してもEMが積極的に散布されています。以下の情報は、その一例ですが、韓国全土に広がり始めています。
ソウル特別市冠岳区がコロナ19防疫死角地帯にある世帯に対し、防疫消毒と、感染症の拡散防止を目的に有用微生物群(EM)とアルコールを活用した消毒サービスを行ったと、ソウル日報が報じた。 "今回の防疫は、保健福祉部と環境庁(EPA)が認定した人体に無害な有用微生物(EM)とアルコールを活用して行われる。感染症の拡散防止だけでなく、害虫駆除、下水道悪臭除去、カビの除去にも効果があり、半地下に居住する住宅脆弱階層の快適な住居環境を造成するのに大きく寄与するものと期待される"(引用元記事 / ソウル日報:ソウル特別市冠岳区、住宅弱者200家具防疫消毒サポート http://www.seoulilbo.com/news/articleView.html?idxno=410591)
この活動は、私から韓国側にアドバイスした訳ではありません。これまで多くのトリインフルエンザや口蹄疫等々のウイルス対策にEMが顕著な効果を発揮したため、自発的に実行しているのです。EMが開発されて40年、その安全性と万能性は世界が認めるようになってきました。
ウイルスは、自然界や人体など、いたる所に存在しています。その活動は、環境や人体の汚染度によって千変万化であり、環境が浄化され、人々の免疫力が強化されておれば自然に失活する性質を持っています。
一方、EMで環境や生活空間を浄化し、食材をEMで洗い、果物の皮などを発酵させ発酵食品化したり、調理のすべてにEM・X GOLDを添加したりすることで、健康生活の向上が期待できます。
EMの側からすれば、これまでの実績も踏まえ、様々な具体的な対応ができるようになっていますが、行政や医療機関で公的に活用することは各々の主張もありますので困難と言えます。 とは言っても、EMは誰でも入手でき、自己の責任で増やし、使うことが出来ますので、前号で示したEMの活用法を参考にEM生活に徹することが肝要です。
EMを増やす場合は、すべて食品として利用されている糖類や自然塩(0.5〜1%)を使用します。塩分の添加は、EMの劣化防止とミネラルの補給にも効果的です。
最も手っ取り早い方法は、牛乳に乳酸菌とEM・X GOLDを添加したうえで、ヨーグルトメーカー等で自家製のヨーグルトを作り、適度にハチミツや黒糖等の糖分を加え、食前や食後のデザートとして活用します。
国に決定的な対策法がない状況で、このパンデミックを自己責任で対処せねばなりません。 ※ このコラムは非常事態における比嘉教授の学者としての立場から、EM技術の可能性について述べたものです。
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