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波動技術実践研究会発足記念フォーラム(9月8日)

昨年の12月、江本勝さんが設立した(株)IHMの20周年記念セミナーに船井幸雄さんと私がゲストスピーカーとして招待され、波動についていろいろとお話しする機会がありました。私はEMの本質的な効果は、関英男先生が確認した重力波と想定される縦波の波動によるものと考えています。

これまで明らかとなっている波動は電磁波としてとらえられる横波であり、物質がエネルギー化し消失する一連の流れに沿ったものであり、エントロピーの法則に従うものです。重力波は、そのエネルギーの流れとはまったく逆の関係を維持する波動と言えるもので、汚染や低レベルのエネルギーを使えるレベルに集約し、そのエネルギーで物質化を促進する力があると言われています。私はこのような現象をシントロピーと称しています。

すなわち、シントロピーとは「蘇生の法則」とも言えるもので、これまでマジカルとかオカルトと言われる未知の分野を支配する法則に類似し、物質に対する反物質的な存在と言えます。したがって、一口に波動と言ってもその形態はまったく異なっており、常識的な波動の概念では説明が困難であり、理解することは不可能と言えます。波動による蘇生的な現象は従来の常識とは異なる別の波動の概念を考える必要があり、私は重力波の存在がその根底にあるものと考えています。

(株)IHM20周年に、このような蘇生的な現象を引き起こす波動技術に対し、江本・船井・比嘉の三者の基本的な考えが一致し、すでに実績のある各種の波動技術を「地球と人類の向上のために」実践する研究会を立ち上げることになりました。その後、(株)IHMが幹事役を務めることになり、今回の記念フォーラムが開催されたのです。

会場となった笹川記念会館国際ホールは満席となりました。21世紀、私たちは地球を取りまく《環境・温暖化・食料・資源・エネルギー・教育・健康など》様々な問題に直面しています。この問題の解決とさらなる向上のために、船井幸雄グループ、比嘉照夫グループ、江本勝グループが大同団結することになったのです。すでに実用化している波動技術は従来の常識を覆すものですが、続出する波動技術を一般化することによって、従来技術で不可能とされる世紀的な課題の解決が可能になるものと考えています。

EMや波動はエセ科学か?

今年に入ってから江本勝さんの「水からの伝言」に対し、エセ科学として検証なきひどいバッシングが行われました。ついでに、江本さんを高く評価している私に対してもかなり批判的な意見もあり、とうとうEMもエセ科学のブラックリストに載ってしまいました。今年の6月に福井県の三方町で「EMはエセ科学」と主張する講演をした勇気ある佐賀大学の准教授もおり、EMバッシングの再来と思いきや、その根拠はあきれたことに、今から10年以上も前のEMバッシング時代のデータを使ってEMを否定しているのです。

この准教授は、EMに関する科学論文が国内外で2000編以上も出ていることを無視した上で、EMについてもほとんど検証しておらず、わずかに検証した部分はすべてEMは効果ありと話しているのです。(詳しくはUネットまたはEM研究機構に問い合わせてください)

江本さんのバッシングや船井さんに対するバッシングも50歩100歩で、バッシングした相手はその事実を検証することなく、水は水で水以外の何物でもないという、訳の分からない前提条件で「水からの伝言」を否定しているのです。改めて述べるまでもなく、水(H2O)は1つの分子にプラス極とマイナス極を持つ(双極子)不思議な性質を持っているため、その中に溶けている物質や外部からの種々の刺激に対しさまざまな反応を示します。

江本さんはその反応の現れ方を、水を結晶化することによって判定する方法を確立したのです。その結果は水に対する認識を根本から改めさせるものであり、物質的、精神的、霊的次限を含めあらゆる反応を水を通して巨視的に理解できる道を拓いた、偉大なる発見と言えるものです。

科学の基本は再現性と普遍性であり、理論は後からついて来るものです。江本さんの研究成果やEMは、再現性と普遍性を具備しており、特定な人にしかできないオカルトやマジカルではありません。原子はもとよりあらゆる物質は固有の波動を持っていることは、かなりのレベルで確認されており、このような波動の応用を従来の常識で理解できないからと言って、エセ科学と断じるのはあまりにも軽率と言わねばなりません。未知の現象が科学になるためには、再現性と普遍性をベースにした検証が不可欠なものです。したがって、事実先行型の江本さんや船井さんやEMを検証なしにエセ科学と決め付け、検証を否定する現象は、未来を拓く本質的な技術の発展を根本から否定する危険性を内在しています。

※ 文中、『関 英雄』様のお名前が間違っておりました。
正しくは『関 英男』様です。
お詫びすると共に、修正致しましたことをお知らせ致します。(2015年6月29日)

(2007年10月1日・毎月1日更新)

PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。 写真1
スペシャルゲストとして、全米ベストセラー「ソウル・マインド・ボディ・メディスン療法」の著者・ドクター・シャー氏(右)が講演

写真2
「言霊パワーが地球を救う! 『愛・感謝』で世界の水を守ろう!」と江本勝氏

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「続出するびっくり現象から時流を読みとき、到達可能な未来へともに進もう!」と船井氏

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「EM(有用微生物)がもたらす力は、自然の叡智そのもの」と比嘉氏

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満員御礼となった笹川記念館・国際ホール(東京)

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