たくさんの若者たちに支えられ
私たちの今は、そんな友人、知人、何かの縁で我が家を訪れたたくさんの人たちによって支えられてきた、とつくづく思います。 我が家は自分たちで手造りしたログハウスに住んでいますが、そのログハウス造りには、夫が学生時代からやっていた子供のサバイバルキャンプの仲間たちや当時の子供たちが深く関わっています。 夫は早稲田大学の探検部の出身で、現役時代から子供達のサバイバルキャンプのリーダーをしていました。当時サバイバルキャンプがちょっとしたブームで、そうそう、川口探検隊なんかがTVで人気番組になっていましたよね。そんな時代の話です。 ジャパンアウトドアクラブ(JOC)という組織が出来て、その組織は早稲田大学探検部OBが中心となって大々的に活動をしていたのですが、無人島に子供たちを何十人も連れてサバイバル生活をするとか、富士山の樹海でキャンプをし、富士の風穴に入ってみたりするとか、夫は色々なキャンプの運営や指導的立場で活動して来ました。 我が家の新規就農前後、夫が学生だった当時の子供たちがそろそろ高校生、大学生、社会人になっていった時期でもあり、彼らが引っ越しの際もたくさん手伝いに来てくれて、移住後も入れ替わりで我が家を訪れ、一緒に農作業をしてくれました。そしてログハウス造りの際には、JOCが解散した後に当時のリーダーたちがこの活動を残そうと別の団体として「森人野外塾」と名前を変え、その森人野外塾の夏のキャンプを朱鞠内でやろう、そして残れる人はその後我が家のログハウス造りを手伝おう、ということで、たくさんの仲間たちが我が家のログハウス造りに関わってくれました。
自然が命を再生させる
そんな若者たちがやがて一人前になり、幼い頃から戦力として手を貸してくれていたわが子も進学で我が家を離れると、夫婦二人だけの生活になりました。
これまでの規模を維持するためには、これからも若者たちと関わっていく必要もありましたが、それ以上に、夫は若い頃からやりたいと思ってきた塾を始めようと言いだしました。
それが現在も活動している平成朱鞠内開拓塾です。
……以下、平成朱鞠内開拓塾パンフレットより…………………………………………………………………………
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そんなこんなで今は様々な人の出入りが多くなっているのですが、『もう少し安定した経営基盤と人手の確保が重要』と、今年の3月に法人化し、正社員の募集も始めました。 が、現実は厳しい! ハローワークに募集をかけても、問い合わせすらごくわずか。。現在も正社員、アルバイトさんを募集しています!
急激な人口減少に突入している今、若者は引く手あまた。ほんの2年くらい前までは就職浪人やら新卒でいるための留年の話がニュースになっていたはずなのですが、今や都市に近い農家さんでも人手がないと困っています。 今農業の現場で本当に深刻に必要なのは、若い力です。農業者の平均年齢は68歳。どう考えても、今後あと10年もすれば、日本の農業者人口は急激に減ってしまいます。今北海道では何が起きているか?中国資本が農地を買い、生産して中国本土に持っていく、そんな動きが盛んになってきました。 農家の後継者は一人でも多く実家に戻り、農業を継いでほしい。この国の未来の危うさに、切迫感を感じています。
平成朱鞠内開拓塾としての塾生や、WWOOFを通しての国内外からの人たち、そしてそれ以外でも様々な人を今後も受け入れます。皆さんに負けないように、私たちもまだまだ頑張っていかなければ。
【塾生募集中!!】 ◆「平成朱鞠内開拓塾」Facebookページ ◆お問い合わせは、pissiri2014@yahoo.co.jpまで。
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