微生物環境を整えて“自己修復機能”を高める
2児の父でもある杉本医師は、公園や遊び場における放射線量の基準値が各自治体で異なる日本の現状に、「福島では、学校の空間線量を毎時1マイクロシーベルトまで下げようとしているが現実はもっと高いレベルで子どもたちは授業を受けています。東京都は0.25で子ども立入禁止にしている。同じ日本人として他人事でいいんですか・・・」と参加者らに問いかけ、「年間100ミリシーベルトを超えると放射線は確実に危険。安全な放射線はあり得なく、暫定基準値は安全基準値ではないのです」と訴えました。
放射線から身を守る術では、「酵素を多く含む食べ物を摂って代謝を上げ、機能として持っている“自己修復機能”を維持することが重要になります。誰もが健康であるためには食べ物や水や空気が改善されなくては無理。そのために必要なのが、よい土壌をつくるための微生物環境を整えることです」と話しました。
最後に、「今は、インターネットの時代。福島のお母さんたちを筆頭にいろいろなネットワークができていて、代表的なのが『チェルノブイリのかけはし』の活躍です。母として子どもを守りたいという愛の力が放射能と闘う勇気と、EMとの出会いをもたらしました。EMの力が必要な時代になってきています」と結びました。
除塩・除染効果に感嘆の声
放射性物質が土壌を汚染し、被災地の農業に打撃を与えている現状は新聞などの報道で知るところですが、比嘉教授は、「EMを使えば、例え土壌が汚染されていても農作物はセシウムもストロンチウムを吸わないので、不検出か検出限界値以下で絶対安全であると言えるのです。このことは、チェルノブイリ原発事故の被災地ベラルーシの国立放射線生物学研究所との共同研究で明らかで、EMを使った福島県の農家グループでは、検出限界値以下の農作物を出荷して結果を出しています」と試験圃場以外の農地でもEM効果で農作物の流通が可能になっている現状を述べました。
さらに、「政府が補償すると言っている水田5000ベクレル以上のところは何とかなるにしても5000ベクレル以下は補償しないと言っている。汚染を出したら出した会社がゼロになるまでキレイにする義務があります」「EMをまけば、土は1cmも動かさずに農薬も科学肥料も減り、放射能汚染も軽減して、働く人も元気になるのです。EMは蘇生の原点です。汚染がゼロになるまで散布し続けることを、皆さんは公に発言していって欲しいです」と力説、会場から賛同の拍手が沸きました。
講演会後半に設けられた質疑応答では、EMの効果的な使い方やEM・Xゴールドの効果的な飲み方などの質問に比嘉教授と杉本医師が答えました。参加者からは「EMが放射能対策にも効果を上げている事例を知って、とても力強いです」「農業利用だけでなく環境にもよいということで、これからも使い続けていきます」などの感想が聞かれました。