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秋色満開の花が飾られた壇上で話す比嘉教授


関心が高い「EMと放射能」。当日参加希望者が早くから列をつくり満席の会場
茨城県下妻市で9月25日、比嘉照夫教授講演会「震災からの復興と放射能」(主催:世界平和と環境保全を考える会)が開催され、会場の下妻市立千代川公民館は満席の350人で埋まりました。当初、予定されていた演題は「EM技術への応用と実践」でしたが、急遽表題に変更し、比嘉教授(公立学校法人名桜大学教授・国際EM技術研究所所長)と杉本一朗医師(脳神経外科医・医療法人照甦会理事長)により東日本大震災後に被災地で実施されている臭気対策や塩害対策、さらに難題とされる放射能対策におけるEM活用例が報告されました。

微生物環境を整えて“自己修復機能”を高める

2児の父でもある杉本医師は、公園や遊び場における放射線量の基準値が各自治体で異なる日本の現状に、「福島では、学校の空間線量を毎時1マイクロシーベルトまで下げようとしているが現実はもっと高いレベルで子どもたちは授業を受けています。東京都は0.25で子ども立入禁止にしている。同じ日本人として他人事でいいんですか・・・」と参加者らに問いかけ、「年間100ミリシーベルトを超えると放射線は確実に危険。安全な放射線はあり得なく、暫定基準値は安全基準値ではないのです」と訴えました。

放射線から身を守る術では、「酵素を多く含む食べ物を摂って代謝を上げ、機能として持っている“自己修復機能”を維持することが重要になります。誰もが健康であるためには食べ物や水や空気が改善されなくては無理。そのために必要なのが、よい土壌をつくるための微生物環境を整えることです」と話しました。

最後に、「今は、インターネットの時代。福島のお母さんたちを筆頭にいろいろなネットワークができていて、代表的なのが『チェルノブイリのかけはし』の活躍です。母として子どもを守りたいという愛の力が放射能と闘う勇気と、EMとの出会いをもたらしました。EMの力が必要な時代になってきています」と結びました。

除塩・除染効果に感嘆の声



放射能対策も兼ねてEMの家庭内利用について質問する参加者


会場からの質問に丁寧に答える比嘉教授と杉本医師
比嘉教授は、福島県や岩手県、宮城県で取り組まれているEMによる悪臭対策や塩害対策、除染対策の実例をスライドを通して解説。塩害にも負けずに米がたわわに実っている宮城県仙台市の鈴木有機農園の様子が映し出されると会場から感嘆の声が上がりました。また、福島県新館村で行われている試験圃場での除染では、「当初2万ベクレルだったセシウム137の放射線量がEM投入2か月後には75%も減少し、目標の5000ベクレルまで下げることができた」との結果に会場全体がどよめきました。

放射性物質が土壌を汚染し、被災地の農業に打撃を与えている現状は新聞などの報道で知るところですが、比嘉教授は、「EMを使えば、例え土壌が汚染されていても農作物はセシウムもストロンチウムを吸わないので、不検出か検出限界値以下で絶対安全であると言えるのです。このことは、チェルノブイリ原発事故の被災地ベラルーシの国立放射線生物学研究所との共同研究で明らかで、EMを使った福島県の農家グループでは、検出限界値以下の農作物を出荷して結果を出しています」と試験圃場以外の農地でもEM効果で農作物の流通が可能になっている現状を述べました。

さらに、「政府が補償すると言っている水田5000ベクレル以上のところは何とかなるにしても5000ベクレル以下は補償しないと言っている。汚染を出したら出した会社がゼロになるまでキレイにする義務があります」「EMをまけば、土は1cmも動かさずに農薬も科学肥料も減り、放射能汚染も軽減して、働く人も元気になるのです。EMは蘇生の原点です。汚染がゼロになるまで散布し続けることを、皆さんは公に発言していって欲しいです」と力説、会場から賛同の拍手が沸きました。

講演会後半に設けられた質疑応答では、EMの効果的な使い方やEM・Xゴールドの効果的な飲み方などの質問に比嘉教授と杉本医師が答えました。参加者からは「EMが放射能対策にも効果を上げている事例を知って、とても力強いです」「農業利用だけでなく環境にもよいということで、これからも使い続けていきます」などの感想が聞かれました。



足利さん(左2人目)を囲んで記念撮影する生井さん(左)とグループの皆さん
また、会場には津波の被災者でありながらEMで復興ボランティアを続けている気仙沼市の足利英紀さんの姿がありました。足利さんは、同講演会に協賛しているMisiaの代表・生井香代子さんとのつながりで、「被災後、物心両面で生井さんから支援をいただいています。比嘉先生と生井さんにお会いしたく駆けつけました」と挨拶。「比嘉先生をはじめ全国のEM関係者の支援を受けて行ってきた気仙沼“EM100万トン浄化大作戦”は、悪臭対策などに大成功を収めることができました。10月を持って終了し、次の段階で我が家の再建に取りかかります」と満面の笑顔で報告していました。

2011年10月25日

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