この賞は加工・業務用需要に対応した国産野菜の生産・利用拡大に取り組む優良なグループ(生産者、流通関係者及び実需者)を表彰するもの。
「国産青果物需給拡大推進協議会」は、平成21年から東京デリカフーズ株式会社が主催し、100を超える取引先から選ばれた7つの生産者グループがリレーしてダイコンやキャベツなど年間を通して安定供給を行っている。同社は、主に三浦半島で生産されるEM栽培野菜を担当している。
1998年、三浦半島EM研究会生産大根を株式会社アレフ(びっくりドンキー)に東京デリカフーズを通して納品したことをスタートに地道に実績を積み上げ、新規参入会社としては異例の協議会抜擢となった。
野菜卸部門は畑専務以下、永井課長と若手スタッフ3名が担い、年中無休で稼動してきた。東日本大震災のため中止となった3月16日の農水産省での授賞式にのぞむ予定だった同社信國祐介代表取締役は、「EM栽培の野菜を一人でも多くの人に食してもらい元気になって欲しいという想いで、皆で一丸となってここまでやってきた。私どもの会社というよりも、EMの安全安心な野菜が評価された結果だと思う。これから、食べたら健康になる高品質の野菜の品目と供給量を増やして、EM栽培農家と消費者を結ぶ役目をしっかり果たしていきたい」と受賞の喜びを語っている。