両園に共通しているのはEMを活用し化学肥料は一切使っていないこと。もう1つは、“甘くて瑞々しいイチゴに育ってほしい”と願い、ハウス内でモーツァルトを聞かせていることです。
イチゴの苗植えが始まる11月から、モーツァルトの曲ばかりが流れる有線放送を早朝から夕方までかけっ放しにしています。糖度を測定してみると、モーツァルトを聴かせたイチゴの方がちょっとだけ甘かったそうです。
それなら、お客さんに直接花摘みや野菜摘みを楽しんでもらい、自分の農業のやり方を伝えようと大転換。太平洋を見渡せる立地の良さもあって、年間約1万人が訪れる観光農園になりました。また、最近では、種まきから収穫まで体験してもらう体験型の農園を始め、評判も上々です。
花粉交配用のミツバチの輸入が止まった昨年は、これから先どうなるかと心配しましたが、横浜の養蜂家にミツバチをレンタルしてもらって難なきを得たそうです。「作物の価格が下がってもうこれ以上農業に夢が持てないと思っていたが、消費者に生産地に来てもらう観光農園は期待できる」とニッコリの川名さん。6棟(20a)のハウスですが、大規模にするつもりはなく、仕事を手伝う3人の娘さんと一緒に5月までのイチゴ狩りを楽しみたいと話しています。
全国各地にEM活用したイチゴ園があると思います。あなたの街のキラリと輝く、イチゴ園を是非教えてください。 [→投稿コチラ]
イイジマ農園 http://www.geocities.jp/smthyym/
川名農園 http://kawana.itigo.jp/index.html