大会では、久森謙二実行委員長(同協会理事長)の開会挨拶に続き、天野紀宜氏(同協会名誉会長)が、「21世紀は微生物の時代とも言われているが、EM技術はその先駆けの働きをしている。普及協会はEMを普及する人材育成のために15年前立ち上げた。今後さらに広めていくには、私たちの活動のスピードにかかっている」と挨拶。
比嘉節子氏の基調講演(最後のまとめ含む)と活動発表、発表に対する比嘉照夫教授講評の要旨は以下の通り。
基調講演「がんばらないEM普及活動」 EMボカシネットワーク名誉会長・環境学習ネットワーク代表 比嘉節子
EMを活用したプール清掃の実践校が全国に約1000校ある。もっと楽しいプール清掃として、①ペットボトルを学校に持ち寄る、②米のとぎ汁の発酵に必要なEMを入れ持ち帰る、③新鮮な米のとぎ汁を入れて糖蜜(砂糖)を入れる、④発酵を親子で観察し、ガス抜きをする、⑤投入日に学校に持っていく、との方法を提案したい。さらに、『明日からできるEM環境学習』改訂版が今年4月に発行になるので活用してもらいたい。
「はじめてEMによる小中学校のプール清掃に取り組んで」 エコ・グリーンピア代表 平井恵美子(茨城県)
「児童・生徒が主体的に取り組む環境教育」 善玉菌を増やす会代表 青木純郎(群馬県)
「3分野でEMを広める~生ごみリサイクルから環境浄化まで~」 EM普及活動研究会代表 吉田賢治(神奈川県)
「地域に拡げる生ごみの堆肥化による野菜づくり」 EMネットワーク小畔会長 原嶋昇治(埼玉県)
「EMで安心・安全・美味楽々環境保全型農業」 埼玉県認定エコファーマー 野村耕司(埼玉県)
「EM活用による地域に根ざした環境活動と福祉作業所運営」 白井市福祉作業所所長 渡邉恵(千葉県)