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EMでつながる人の輪・地域の輪
「善循環の輪 栃木の集いin足利」開催

挨拶する白井山陽小野田市長
市内のEM活動や日本橋川や神田川で行われているEM水質浄化活動に「感動している」と挨拶する吉谷足利市長
NPO法人地球環境・共生ネットワーク(U−ネット)主催の「善循環の輪 栃木の集いin足利」が10月27日、足利市民会館で開かれた。全国県単位で行われている善循環の輪の集いも、今回で16か所目の開催地となる。当日は時期時はずれの台風20号の接近で激しい雨が降る中、約300人が参加して会場は熱気に溢れた。

開会挨拶で若生寛志実行委員長(NPO法人足利水土里探偵団理事長)は、「葉鹿小の子どもたちがEMを投入している彦谷川につながる渡良瀬川に鮭が遡上(そじょう)してきている」と朗報を伝えた。来賓で挨拶した吉谷宗夫足利市市長は、「日本橋川や神田川でEMによる水質浄化が進んでいると聞いたが、神田川は学生時代を過ごしたところなので、あの汚い川がキレイになるのは大変うれしい」と述べ、さらに「葉鹿小エコクラブや足利水土里探偵団が取り組む環境浄化は、住民活動として高く評価している」とアピールした。降壇後にインタビューすると、「今日を機にEMに関心を持った。循環型まちづくりをめざしてEM活用を前向きに検討したい」と応えた。

足利市では、葉鹿小学校・葉鹿エコクラブやNPO法人足利水土里探偵団のEM活動は全国的にも知られているが、行政主導のケースには至っていない。インタビューの際、同席した若生理事長から「生ごみを回収し肥料化するには場所が必要。資源循環のモデルケースで、市は用地の提供を含めて検討していただきたい」と提案があった。これに対して、今後どのような動きが行政から出されてくるのか、今後の成り行きが注目される。

翌日には厚陽港のヘドロ対策の様子を視察。EM活性液の出来具合もチェックした
販売コーナーで、手づくりのEM廃食油石けんやアロマキャンドルをPRする子どもたち
事例発表は4市から5事例。足利市からは、葉鹿エコクラブの子どもたちが発表した「環境教育と地域の協働活動」と足利水土里探偵団「染色会社の浄化活動──NPOと企業の協働」の2題。「葉鹿エコクラブ」は、8年間継続したEM環境学習を地域住民参加型の活動に発展させた、教育の現場における画期的なケース。発表はパソコン操作から説明まで、児童6人によって行われた。

伊勢崎市の養豚業(有)宮田ブリーディングは、市街地で5500頭の豚を飼育。EM使用歴は12年で、仲間内から「爪にも汚れがない。宮田さんの豚は畳の上で飼っているのか」と評価が高い。宮田宏会長は、「糞尿は堆肥化され、有機農業をめざす地元農家に活用されている」と話した。

佐野市のEMエコの会・佐野(内田よしえ代表)は、学校のプール清掃やショッピングセンター・イオン店内におけるEM廃食油石けんづくり講習会、福祉施設と協働で地元企業アキレス(株)の浄化槽のニオイと汚泥対策に取り組んでいることなどを報告。益子町からは、町内26団体が参加する「益子の川をきれいにする会」による、百目鬼川水質浄化の取り組みをEMネットましこの河原弘道代表が発表した。

比嘉教授はそれぞれの事例に丁寧に講評。中でも、子どもたちだけで堂々と発表した葉鹿エコクラブには、「子どもたちは、EMの原点とも言える自己責任で喜びや楽しみをつくり出している。教育の本質とは、習ったことをベースに地域に役立つ活動をして、人生観と活きる力を育てることにある」と讃えた。

なお、次回の「善循環の輪の集い」は、3月1日、埼玉県川越市で開催される。

(2007年11月19日)

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