埼玉県秩父市羊山公園の「芝桜の丘」(約16000平方メートル)は、8種類約35万株の芝桜が植えられており、開花時期の4月上旬~5月上旬には、約100万人以上が訪れる一大観光名所。 「芝桜の丘」では、平成15年に病虫害が発生してから肥培管理にEM技術を導入し始めた。その「芝桜の丘」がある秩父市の秩父宮記念市民会館で、第3回環境にやさしい循環型花のまちづくり大会in秩父(主催:NPO法人全国花のまちづくりネットワーク)が4月28~29日に開催された。
事例発表紹介
EM生ごみ土をフル活用して長年花づくりをしている山本さん。パブリックスペース花壇も手がけている。写真はもっこうバラ、ジャーマンアイリス、シレネ、バラなどに彩られた桜台花壇(横浜市青葉区)。 (エコピュア29・33・51・59号参照)
平成17年から沖縄の自宅で行っているEM講習会の参加者は1000人を超えている(平成19年4月現在)。この日は、EM生ごみ発酵肥料のつくり方から土づくりの方法まで、パワーポイントを使って詳しく解説した(比嘉節子さんの音声解説付きファイルをWebエコピュアにて近日公開予定)。
東京・JR国立駅南口の大学通りの桜並木約200本の内、EMボカシなどを施用し17本の樹勢回復に取り組む大谷さんら「くにたち桜守」。くにたち桜守は行政と市民の二人三脚の団体で、学生のボランティアも積極的に募り活動している(エコピュア57号参照)。
第3センター(行政・NPO・企業)の協力事業の活動として行われている「戸田市屋上緑化プロジェクト」。大会には神保国男戸田市長も来賓として駆けつけ、行政担当者の吉田さんが、フェルト・ガーデン戸田を応用したプロジェクト壁面緑化、華かいどう21、ハンギングバスケットの取り組みを発表した(エコピュア59・60号参照)。
「秩父市羊山公園の芝桜の肥培管理」 川越市・岩井節夫さん
平成15年からEM技術を導入。現在、羊山公園南側の一角約16000平方メートルの芝桜の丘前面にEM活性液+EMXセラミックスパウダーを葉面散布。8種類約35万株ある芝桜の内、約18万株(約6000平方メートル)は、EM処理した牛糞・鶏糞とEM活性液やEMXセラミックスパウダーなどで土づくりして植栽され、病虫害が激減した。(エコピュア57号参照)