特定非営利活動法人地球環境共生ネットワーク(以下:U-ネット)の前委員長を務め、昨年8月に88歳で亡くなられた浜渕隆男さんを偲ぶ会が東京都内で開かれました。
2月24日開催された第19回同ネット通常総会終了後に行われたもので、比嘉照夫同ネット理事長が「24年前私の講演を聴いた浜渕さんから手紙をもらったのが始まりでした。『見返りを求めないボランティアが世の中を変える』という錦の御旗をかかげ、その位に当たってくださった長年のご苦労に対し敬意と感謝の念を表します」とお礼とお別れの挨拶を述べました。
浜渕さんは同ネットの前身である『地球環境財団』の環境推進委員長をはじめ、平成10年に創設したNPO法人地球環境・共生ネットワークでは実行委員長としてその任に当たりました。また、現在全国展開する「善循環の集い」では、発案者としてU-ネットの躍進に多大な功績を残しています。
謝辞で奥様の浜渕恒子さんは「最後まで楽しい人でした。意識の薄らいでいく中でも"ありがとう""ありがとう"と感謝の言葉を言い続けていました」と話し、「素晴らしい人生でした」と振り返りました。すると、会場からは故人を讃える感動の拍手が沸き上がりました。
<以下は、平成25年U-ネット実行委員長を退任時に比嘉照夫理事長から送られた感謝状の全文>
感謝状
浜渕 隆男 殿
貴殿は平成6年から9年まで地球環境財団において、EMによる環境推進委員長として多数のボランティアをまとめ多彩な活動を展開して下さいました。 平成10年のNPO法人地球環境・共生ネットワーク(U-ネット)の創設に当たっては全責任をもってそれまでの活動が途絶えないよう対処し「見返りを求めないボランティアが世の中を変える」という錦の御旗をかかげ実行委員長としてその位に当たってくださいました。 特に「善循環の輪の集い」の発案と全国展開はU-ネットを国内最強級のNPOに発展させ日本橋川を中心として東京港や東京湾の浄化と水資源の回復、海の日のEM投入イベントは日本の生みの浄化を実現する歴史的に残る壮挙といえます。 またU-ネットの活動を通じ多数のひとびとがEMを知り人生が変わったという幸福感を取り戻し、今やEMは着実に国民資産として育ち始めています。このような運動は世界にも類例がなく、日本型のボランティアとして独創的なものであります。 ここに実行委員長退任にあたり15年余の長年にわたるこれまでの御苦労に対して記念品を贈呈し、改めて敬意と感謝の意を表します。
平成25年5月1日 琉球大学名誉教授 名桜大学国際EM技術研究所所長 NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長 比嘉 照夫