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進化するEM技術に世界が注目!
善循環の輪「北海道の集い in さっぽろ」


来賓の宮田大生産振興局長
 来賓の宮田大生産振興局長

懇親会で挨拶する窪田毅副知事(左)
 懇親会で挨拶する窪田毅副知事(左)
認定NPO法人地球環境共生ネットワーク(U-ネット)とNPO法人北海道EM普及協会が共催する善循環の輪「北海道の集いinさっぽろ:比嘉照夫教授講演」が10月28日新さっぽろアークシティホテルで開催され、道内外から約230人が参集しました。善循環の輪がEM活用者の交流の場として全国各地区で開催され、今回で99回目となりました。

主催者代表で福田昭夫同ネット理事の挨拶につづいて登壇した来賓の宮田大北海道農政部生産振興局長は、「北海道は食料供給地としての需要に応えられていない現状がある。生産力の強化が課題で、高収益で高品質な農産物の生産に効率的技術を取り入れていくことがますます必要になっている。EMは進化する技術、画期的な技術として様々な分野で活躍していることは承知している。今後道内でどのように活用していけば良いかを考えていきたい」と挨拶。また、会終了後に行われた懇親会に参加した窪田毅副知事も、「EMのクリーン農業がベースとなり、安全、安心はあたり前の農業生産地になるよう研鑽していきたい」と話すなど、道行政担当者のEMへの関心の高さが伺えました。

身を乗り出すようにして熱心に話を聞く来場者
 身を乗り出すようにして熱心に話を聞く来場者

事例発表者に比嘉先生から感謝状が贈られた
 事例発表者に比嘉先生から感謝状が贈られた

事例発表は環境から福祉、農業、酪農、生ごみ肥料化など多岐にわたり、いずれも長期にわたる取り組みの成果が報告されました。比嘉先生は講演で、「争いのスタートは食糧不足からで、超電導的な技術を開発しなければ資源の枯渇を待つだけだ。整流結界技術は強力なエネルギーフィールドをつくりだす」と説明しましたが、「この最新情報が北海道には入っていなかった」と吐露。北海道では2012年に開催された全国EM技術交流会以降比嘉先生から直接最新技術情報を聞く機会がなかったこともあって、整流技術や結界の設置等は初耳と言う参加者が多く、比嘉先生やU-ネット理事の小川敦司さんが整流結界を使った実践現場の映像をもとに最新技術を解説すると来場者らは目を凝らし、熱心にメモを取っていました。


EM活用事例報告

■ 「人と自然に優しいEMクリーニング」
(株)エースランドリー会長 菊地紀雄氏(石狩市)

札幌市近郊140か所に「ぴよちゃんクリーニング(http://www.acelaundry.co.jp/)」の愛称で店舗展開する株式会社エースランドリー(菊地紀雄会長)は、平成17年にEMを導入。ワイシャツ洗浄やドライクリーニング、布団洗い、ジュータン洗いのほかにブランドバックや靴クリーニングもEM活性液を使用して洗浄している。汚れ落ちが良くなり、黒ずんでいたものが白く、消臭効果も抜群だという。

■ 「EM活用で合鴨飼育と有機農業」
安心生産農園施設長 高橋孝治氏(幌延町)

障がい者支援施設「北星園」が就労の場を確保するために平成15年に立ち上げた「安心生産農園」は、平成23年就労継続B型事業所として独立。28年にはレストラン「ポロ」を併設。合鴨の飼育(現在12000羽)、加工、販売と有機農産物の栽培、販売をする。EM技術を駆使して廃棄物が一切出ない自己完結型農業・循環型農業を実践する。

■ 「EM活用の酪農経営 高品質な低温殺菌牛乳」
三澤牧場 三澤弘則氏(豊富町)

酪農業三代目。面積100haの大規模牧場で、24時間放牧をしている。自然と調和した完全無農薬の草地づくりに取り組む。発酵させた牧草を食べた牛の糞が土に還ることで土中の善玉微生物が活性化する環境づくりで、"土よし、草よし、牛もよし。すべて健康に育てば、牛乳は本当においしくなる"とアピール。三澤牛乳は「濃厚だけど、さっぱりしていて美味しい」と評判を得ている。
【三澤牧場】
http://www.misawa-farm.jp/company.html

■ 「三笠市の生ごみ全量EM肥料化と有機農業の6次産業化」
(株)K&K社長 石川文雄氏(札幌市)
(有)大塚ファーム社長 大塚裕樹氏(新篠津村)

平成17年、三笠市(現在:人口約9000人・5056世帯)に生ごみ資源化による食と農の地域循環型エコまちづくりを提案。バイオマスタウン事業で国の承認を得て、リサイクルセンターが稼働して10年。市内全域から回収した生ごみをEMボカシと混合して発酵肥料化。現在、年間約650tの生ごみで約160tの有機JAS対応の発酵肥料を生産している。 新篠津村の大塚ファームでは、三笠市でつくられたEM発酵肥料を導入して有機農業へ挑戦。有機農産物の付加価値を付けた6次産業化商品の加工・開発を農商工連携で目指している。※詳細は後日レポートで紹介
【大塚ファーム】
http://otsukafarm.com/

■ 「EM自然農法歴25年」
JA新篠津専務 早川仁史氏(新篠津村)

大規模複合農家でEM自然農法歴25年。ハウスメロンでは希少な有機JAS認証を平成14年に取得。しかも連作25年。大豆も有機JAS認証で連作19年になる。現在JA新篠津村の専務として、後継者育成に尽力している。新篠津村は、平成6年に農業振興センターを設立し、EMボカシ製造機やEM活性液製造機を設置して有機JAS認証取得をめざす農業者らを支援している。

■ 「農薬を使用しない除草対策ほか」
認定NPO法人地球環境共生ネットワーク理事小川敦司氏(三重県四日市市)

田植え前の田んぼ1反にEMボカシ150s、整流燻炭180L、塩500sを散布。さらに、4隅と真ん中に結界(整流炭+塩+EMボカシ+セラミックス+海水入りEM活性液EM団子)を埋める。田んぼの周囲は電柱を利用して整流化。
1か月後に田植え。秋の収穫まで雑草は皆無。反当り約8俵を収穫。周辺農家は平均6俵。収穫後の田んぼに海水入りEM活性液500L、塩500s散布。
EM団子: EMボカシに整流炭を混ぜる。
整流燻炭:炭にEM・XゴールドとEMセラミックスパウダーを散布する。

【参考】
新 夢に生きる
第108回 海水活性液と塩の多目的活用
第115回 簡易の炭化および整流灰の作り方と使い方
第118回 EMの整流力を活用した結界の応用
第120回 塩の活用法の限界と注意点

文責:鹿島

(2017年12月13日)

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