2003年4月にオープンした六本木ヒルズ。オフィス、住宅、ホテル、シネコン、テレビ局が集まる複合施設。シンボルタワーの森タワーは地上54階建て高さ238m
東京都・六本木ヒルズ
巨大な人工都市「六本木ヒルズ」の一角、7階建てのビルの屋上(地上45m・10階建ての建物に相当)に日本の「農の風景」が再現されています。取材に伺った9月上旬は、稔りの時を迎えた稲穂は頭を垂れ、まだ青い柿の実は葉陰で時を待っていました。小川が流れ、池にはメダカの大群が…。そびえ立つ高層ビルを山に見立てると、まさに都会のど真ん中に里山の出現です。
六本木ヒルズの開発に当たって統括管理する森ビル(株)では、「自然との調和」をコンセプトに、高層化することで得た地上部の都市空間を駆使して、従来からこの地区にあった樹木をできるだけ残し、緑の豊富な街づくりを実現しました。
庭園総重量3,650t、平均1mの厚さに盛り土した本格的な屋上庭園は、その大重量がビル全体の耐震効果の役割をも担っていると言います。(※1グリーンマスダンバー構造)
維持管理には、造園会社の配慮でEMが試験的に取り入れられ、環境にやさしい“癒しろ地”づくりに一役買っています。(鹿島)
商業施設や映画館が入る「けやき坂コンプレックス」の屋上約1300m2に設けた、約130m2の水田と約60m2の菜園。六本木ヒルズツアー(※2)に参加すると見学できる
けやき坂コンプレックスの屋上につくられた水田。オープン当初から田植や稲刈りなどのコミュニティイベントを開催している
回遊式日本庭園「毛利庭園」に咲く蓮花。池には宇宙から帰還した宇宙メダカの子孫が泳いでいる
今年は初の試みで麦を収穫した後、うるち米ともち米をつくる二毛作に挑戦。麦踏みも経験した。水は、雨水を再利用している
<注釈>
※1:建物本体と絶緑された屋上緑化部分を大きく揺らすことでグリーンマスダンバー(積層ゴム+制震ダンバー)が地震エネルギーを吸収し、建物の変形や揺れを30%も小さくする仕組み。森ビルと山下設計の共同開発(特許出願中)
※2:問い合わせ
六本木ヒルズツアー運営室
03-6406-6677
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