生ごみ堆肥化セットは、北海道EM普及協会が、わーく・ひまわり、ひかり授産施設、小規模施設ハーモーニーなど4施設に取扱いしてもらうように手配。取扱手数料はすべて福祉施設の利益となり、市民はごみ減量化とともに福祉支援も行うことができる仕組みになっている。18年度は、目標の1,000セットが完売した。
また、市は、町内会、学校などの団体が開催する10人以上の学習会には、生ごみ減量・リサイクル講師を派遣している。EMボカシによる生ごみリサイクルの講師をつとめている北海道EM普及協会の細川義治さんは、「EMボカシでの生ごみ堆肥化は、やり方をじっくり聞いてから始めることが、失敗しない秘訣」といい、丁寧な説明を心がけている。
さらにリーダーとして活躍している1人の市内東区・中沼西ごみ減量リラの会会長の佐藤幸子さんは、「生ごみを土に返して、安全な野菜をつくって食べるのが健康の秘訣。EMでの生ごみ堆肥化は、単にごみを減らすのではないので、市には、継続的に取り組んでほしい」と話す。