やることなすこと、いちいちうまくいって気分がイイのだが、それには訳がある。なんであれ「ぼくは楽しい、幸せだ」と自己責任で、覚悟を持ってそう決めつけているからなのだ。ま、一種の自己暗示ですね。でも、そんな心の状態が続くと、脳内ハードディスクがサクサクまわって、ストレスなく観察力や集中力が増し、直感が冴え、客観性と論理性が高まり、技術力やマネージメント力が発揮され、遊びのように仕事が面白くなり人間関係も良くなる。
それで良い結果が出るとさらに気分が良くなって、さらにうまくいく。という好循環がぐるぐると回りだす。ぼくの畑では、美しくも格別美味しい有機野菜が次から次へとできていて、全ての畑が自然に溶け込んで絵になっている景色が広がっている。これは過去の研修生たちが積み重ねてきた豊かな畑があってのことだけど、今、研修中の生徒たちの働きぶりもなかなかのもの。延々とハードな作業が続いても笑顔が絶えない。
これまで、そんな弟子たちには「誰かのために、何かのために生きろ」と言い続けてきた。
「日本の農業を変える」
「消費者の健康を守る」
「美しい日本を取り戻す」
という掛け声が、その単純な一つの例が、土佐自然塾の新しい伝統になりつつある。
無私無欲、世のため人のため
反対に「仕事も遊びもつまんない」という人は、何をやってもうまくいかない。
対象が小さいと、いつの間にか心が内向きになって、自意識過剰、被害妄想、他者への批判、と悪循環に陥って、人間関係もややこしくなる。そうなると仕事どころではなくなるし、遊びにも集中できない。人間とはつくづく弱い心を持っている小さな動物のようで、悲しいかなつい他者を批判、否定することで、相対的に自己を肯定しようとする子供のような癖がなかなか抜けない。そして悪循環に陥る。
美味しい幸せで感謝!感謝!
それを突破するさらなるもう一つの概念が「美味しい幸せ」。
それは、豊かな四季と温暖な気候があってのこと。だからこそ、礼節を重んじる、他者をいたわる、心豊かな文化を築き上げることができたのだ。そんな伝統文化と豊かな自然を、自分の仕事を通して取り戻そうというのだから、そりゃあ「遊んでいるのだか、仕事をしているのか分からない」というぐらい毎日が楽しいわけです。おまけに締め切りが楽しみになるほどに、こんなメデタイ文章を書いているわけです。
どうも、すいません。
Copyright (C) Eco Pure All Rights Reserved.