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妙子さんの花づくり365日
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第12回
イメージをふくらませてコンテナとハンギングリースをつくろう

コンテナでの寄せ植え   2008/2/4

右の写真をご覧ください。同じハボタンでも、植え方によってこんなにイメージが変わります。寄せ植えやハンギングバスケット(リース)などをつくる場合、始めに、明るい色彩をメインにしてカジュアルな雰囲気にするか、高級感あふれる豪華なものにするかなど、自分でイメージしてみることが大切です。好きな花だから、好きな色だからと簡単に苗を選ばない方が良いです。

今回は、高級感あふれる豪華な寄せ植えについてご紹介します。
寄せ植えをするためのコンテナ選びですが、一番のおすすめは素焼き鉢(テラコッタ)です。一般的に素焼き鉢は、多孔質のため鉢自体が呼吸しており水はけが抜群と言われています。

苗選びは、背丈の高低をつけると立体感が出るので、初心者の方は二等辺三角形に完成するような姿をイメージして選ぶと失敗がありません。一番背の高い苗は、鉢の直径2〜3倍のものにしましょう。寄せ植えのルールは、ハンギングバスケットのアレンジと同じ要領ですが、もう1度おさらいしましょう。

アレンジとデザイン
環境の好みが違う植物を一緒にしない。乾燥を嫌う植物と過湿を嫌う植物、日陰を好む植物と日当たりを好む植物を一緒にしない。
乾燥を嫌う植物…トレニア、ロベリア、インパチェンスなど
過湿を嫌う植物…マリーゴールド、アゲタラム、キンセンカなど
半日陰を好む植物…ベゴニア、ペペロミア、ミムラスなど
日当たりを好む植物…ネメシア、トレニア、ニチニチソウなど
同質なものを組み合わせる。花色や草姿が似ているなど共通する要素があると、すっきりした印象になる。逆に異質なものを組み合わせて、コントラストを楽しむこともできる。どちらを選んでも、アイビー、シダ、ツルニチソウなどの緑をアクセントにすると花の鮮やかさが浮かび上がり効果的。
育てながら楽しむ寄せ植えならば、伸びていく方向の違う植物を組み合わせる。丈の高いもの、こんもり茂るもの、丈が短いもの、コンテナの縁から垂れ下がるものなどを植え込むと、ボリュームのある寄せ植えが楽しめる。
[アレンジとデザインの参考例]

用意するもの
直径24cm深さ35cmの素焼き鉢
花苗 コロキヤ1株、カルーナ1株、ハボタン3株、アリッサム1株、セキショウ2株、シクラメン1株、松1株
EM生ごみ土
その他 発砲スチロール、移植ごて、水ゴケ

上から見たイメージ

〔1〕鉢の1/3に発砲スチロールを入れ、その上にEM生ごみ土を入れる。
〔2〕背の高いコロキヤから、鉢のふちから少し下がったところに植える。苗には顔があるので、生け花の要領のように正面に向けて植える。
〔3〕次に、シクラメン、ハボタン、マツ、カルーナ、アリッサム、セキショウの順番で植えていく。
〔4〕すべての苗を植えたら、鉢の縁の上から1cm位下がったところまで土を入れる。
〔5〕乾燥を防ぐために水こけを置く。
〔6〕最後に、鉢の下から水が出るぐらいたっぷりの水をあげたら出来上がり。

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