美しく華やかに輝く、花あしらいのある家――それは私たちのあこがれ。花を見て怒る人はいません。悩みや悲しみを抱えていても、花を見れば慰められます。
そんな花のある生活をしてみたい。でもどうやって?庭がなくてもできるの?という方のために、「妙子さんの花づくり365日」のノウハウを紹介します。
妙子さんこと、高橋妙子さんの店舗兼自宅の「ビューティーサロンタカハシ」では、コンテナやハンギングバスケットに四季折々の花が飾られ、道行く人たちを魅了しています。
それもそのはず、妙子さんのフラワーアレンジメント歴は20年に及び、その間に数々のコンクールで受賞。コンテナという狭い環境での花づくりには定評があり、最近では、生ごみ堆肥を利用した土のリサイクルや農薬を使わない花づくりの実践者として評判も高い、注目の人です。
まずは、妙子さんの花の世界をご堪能ください
私の本職は美容師、そしてサロンのオーナーでもあります。
限られた場所と、予算、時間をやりくりしての花づくりを始めて20数年になります。
私は小さいころから花が大好きでした。本格的に花づくりを始めるきっかけとなったのは、平成2年、大阪の鶴見緑地で開催された花博でした。
そこにある花々の美しさのとりこになった私は、会場に何度も足を運び、花の効果的な飾り方や色の組み合わせ方などを研究しました。
それから早速、わが家の花壇計画を立てました。
年中花が絶えぬよう、そして四季の移ろいが花で分かるよう、年3〜4回でローテーションできるように考えました。今では花たちの顔見せ場になっている家の正面には、テラコッタが60〜70個並び、壁面を飾るハンギングバスケットを40〜50個つるしています。
どの花もイキイキしているのは、苗を種、挿し芽、株分けなどで栽培し、さらにEM生ごみ発酵肥料をつくって、土と混ぜているからかもしれません。肥料や消毒液も手づくりで、環境にもやさしい工夫をしています。
花たちが美を競って咲いている家の正面は、午後のわずかな時間に西日が覗く程度で、花が育つ環境としては、あまりよくありません。そこで、花が咲き始めるまでは、日当たりの良い場所のバルコニーなどで育て、見頃の前に家の正面に移します。
大変な手間と労力も、「いつもきれいですね」「ここの前を通るのが楽しみよ」という道行く人の温かい言葉に励まされ、苦労が喜びに変わります。時には、一見花には関心のなさそうな男性までも声をかけてくれます。
心が沈んだり落ち込んだ時など、花を見ていると何故かニコッとしたり、ほっとしたり、心が動きます。花って不思議な生き物ですね。そんな花のある生活をしてみたい、美しく華やかに輝く花あしらいのある家、それは私たちのあこがれでもあります。
場所がない、予算がない、時間がない、でもどうやってできるの?という方のために私の花づくりのノウハウを分かりやすくお伝えします。
私はプロではありませんので、プロのような洗練された飾り方はできませんが、種まきから苗づくりの楽しさ、挿し芽でたくさん増やす方法など、多くの花好きの方にお伝えできたらうれしく思います。
教える人 高橋妙子さん(たかはし たえこ)
1948年熊本市生まれ、大阪府阪南市在住。ビューティーサロンタカハシを経営。「第15回全国花のまちづくりコンクール」農林水産大臣賞 花のまちづくり大賞(企業部門)や各地でのハンキングコンテストでの賞など数々の受賞歴を持つ。いつでも移動できるコンテナ栽培の長所を活かし、狭小環境での花を絶やさない技術を構築、生ごみ堆肥を利用した土のリサイクルなども行っている。日本ハンギングバスケット協会 英国王立園芸協会日本支部認定 ハンギングバスケットマスター NO 01−0312。EM活用歴7年。
高橋さんのホームページ
http://www.eonet.ne.jp/~taekonohana/index.html
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