ウェブ エコピュア
EMとは?
特集・レポート
連載
投稿ひろば
用語集
FAQ
用語集
EM情報室について
サイトマップ
サイトマップ
サイトマップ
連載
塩谷圭子 獣医師・エー・エム・ティーペットクリニック院長
圭子先生のペットのためのEM自然療法
第12回 ペットのガン予防
リラックスした表情の仲良しネコちゃん
リラックスした表情の仲良しネコちゃん
今年もあとわずかで終わりますが、この連載も今回で終わりになります。伝えきれなかったこともたくさんありますが、最後にガンについて考えてみたいと思います。

劣悪な飼育環境や栄養失調のペットが少なくなった現代では、ペットの寿命は明らかに延びています。その反面、ガンになるワンちゃんやネコちゃんが増えてきていることも事実です。 ガンの問題を1つひとつ書いていくと膨大かつ難しくなってしまいますので、ここでは 少し違う角度からふれてみたいと思います。

ワンちゃんやネコちゃんは寿命が短く、ガン細胞も私たちよりずっと速く成長するので、人間以上に予防がとても大切になります。 体内に余計なフリーラジカル(活性酸素等)があると、遺伝子を傷つけてガン細胞が生まれますが、このフリーラジカルを消す力が、元々体には備わっています。その代表的なものはビタミンや酵素です。

しかし、添加物の多いフードや化学物質にさらされた生活では、添加物や化学物質そのものがフリーラジカルをたくさん発生させます。それらを消すためにビタミンや酵素が使われてしまい、自分自身のフリーラジカルを消す能力が落ちてしまっているのです。化学物質の多い生活では、より多くのフリーラジカルが存在することになってしまい、生まれるガン細胞も多くなるのも当然です。

ガン細胞は、毎日体のあらゆるところで生まれていると言われています。しかし、体にはガン細胞を殺す機能も備わっているので、ほとんどのガン細胞は消えてしまいます。ガン細胞を殺す力が弱まったときにガン細胞は爆発的に増えてしまうのです。

ガン細胞を殺す力の1つが、血液の白血球の中のリンパ球(注:リンパ球のなかのナチュラルキラー細胞とT細胞)です。このリンパ球の数が多く、活性が高い方が、ガンを殺す力が強くなります。

ストレスもガンを誘発する

レインコートを着て雨の日のお散歩。ストレスをためないために散歩は大切
レインコートを着て雨の日のお散歩。ストレスをためないために散歩は大切
免疫学の第一人者である新潟大学の安保徹教授は、血液中の白血球は、自律神経(注:交感神経と副交感神経がある)が支配していることを発見しました。交感神経が強く働いているとリンパ球の活性は落ち、緊張した状態やストレスを受けると交感神経が強く働きます。

ワンちゃんやネコちゃんの多くは、早くに親から離された不安で、たくさん怖い思いをしてきています。人間中心の環境の中では、私たちが考えるよりもピリピリ張り詰めた緊張状態で、常に交感神経が強く働いた状態です。また、人間の都合で夜遅くまで明るい部屋で過ごしているので、リラックスモードの副交感神経が働く時間が短くなっています。そのような状態が続くと、リンパ球の活性も弱くなりガンになりやすくなります。

ガンを予防するためには、ガン細胞を消す力、つまりフリーラジカルを消す力を最大限に引き出してあげることが大切なのです。そのためには、体に余計な化学物質を入れないこと、そして、ワンちゃんやネコちゃんが安心して生活できる環境にしてあげることが重要です。

EM・Xは、リンパ球の活性をあげる作用があることを確認しています。またフリーラジカルを消す抗酸化作用もあります。ガンの予防のために飲ませてあげましょう。

ペットが幸福になるように

「ペットに関しての質問があれば気軽に相談してくださいね」と圭子先生
「ペットに関しての質問があれば気軽に相談してくださいね」と圭子先生
1年間、拙い文章をお読みいただき、ありがとうございました。 私のコラムを読んでくださっている方々は、EM活性液や米のとぎ汁EM発酵液をつくっている方が多いと思いますが、それらをつくる際、ペットボトルに農薬が少しでも入ったとしたら、うまく発酵するでしょうか?実際に私は試したことはありませんが、うまく発酵できない、良い活性液ができないことが予想されます。良い発酵とは、そのくらい繊細なものだと思います。

私たちはもちろん、ワンちゃんやネコちゃんたちの体も腸内をはじめ、あらゆるところに細菌が棲み、生命活動をしています。特に腸内細菌は、食べたものの中の糖を発酵させています。未知の部分でもあるのですが、その発酵物質が体を守るのに役立っているのではないかと思っています。その発酵は、ペットボトルでのEMの発酵と同じくらい繊細なものです。腸内細菌が良い発酵をすれば、体も蘇生の方向に導かれます。逆に、良い発酵ができない場合は、崩壊の方向に進むでしょう。

良い発酵をするかどうかは、食べたものや体に使ったものの影響を受けます。腸内細菌が良い発酵をするようなものを食べることが大切です。食生活や環境を考えることは、ワンちゃんやネコちゃんだけでなく、地球上の生物すべての健康につながることでしょう。体の細菌のことも考えながら、ワンちゃんやネコちゃんと楽しい毎日を過ごしてほしいと思います。

多くのワンちゃん、ネコちゃんたちが幸せになりますように…。

ペットに関してご相談がある方は、お気軽にhttp://www.amt-pet.com/までご連絡ください。

掲載日:2007年12月27日
塩谷圭子先生

しおや・けいこ
1958年 山梨県生まれ。岩手大学獣医学科大学院卒。畜産関係の仕事に従事。アレルギーを持つ2人の子どもの子育てから、西洋医学に疑問を持ち、代替医療を学ぶ。2003年 EM研究機構入社。微生物がつくり出している物質が自然治癒力のキーポイントと考える。2006年 EM研究機構退社。同年、代替療法・自然療法で治療する往診専門の動物病院エー・エム・ティーペットクリニックを開業。ペットにやさしい治療を提供し、ペットたちが健やかに生きてほしいと願う。

 

 


外部リンク
エー・エム・ティーペットクリニックHP
http://www.amt-pet.com/

エー・エム・ティーペットクリニック ブログ
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/amt_pet



トップページ | EMとは? | 特集・レポート | 連載 | 投稿ひろば | 用語集 | FAQ | バックナンバー | EM情報室 | リンク集 | サイトマップ