第9回 EMを建築で利用する → 衣食住の"住"もEMで
昨年の今時分、農閑期に番外編として紹介したのが我が家の外壁の塗り替えにEMを活用したリフォーム工事の詳細でした。その際に紹介できなかったコンクリート施工へのEM投入を今回紹介します。
EMを使った健康ハウス
最近の住宅は天然素材が少なく、また建材や家具、そして内装工事などにも化学薬品を使うことが多いようです。新築住宅に入居したとたん「シックハウス症候群」とみられる症状で苦しんでいる方が増えているとも聞きます。 EM愛好家の中には、EM技術を新築やリフォームに取り入れた「健康ハウス」が注目され、広がってきています。 ほんの一例ですが、神奈川県横浜市青葉区にある医療法人・照甦会「あかね台 眼科脳神経外科クリニック」(杉本一朗院長)は2003年の新築・開業にあたって、内装材やコンクリートなどの建材にEM技術をふんだんに活用した「EMクリニック」です。 また、茨城県下妻市にある社会福祉法人やはた福祉会「大宝保育園」(山内清視理事長)は2012年に全面リフォームしましたが、その際室内の壁はもとより園庭の遊具にもEM資材をふんだんに混入した「EM保育園」です。 可愛いわが子や家族の体調管理にも、このようにこだわった病院や保育園が身近にもっと増えて欲しいですね。
コンクリートにEM
前置きが長くなってしまいましたが、私の農園でEMのタンクを設置するための土台と水はけが悪い玄関前にコンクリートを打つことになり、どうせコンクリートを打つならEMコンクリートと考えました。コンクリートにEMを入れるメリットはもちろん劣化防止です。今回は鉄筋を入れていませんが、鉄筋の腐食がコンクリートの劣化をさらに進めるともいわれています。EMの持つ抗酸化力は建築でも効果があると思っています。 海外では建築にEM資材を入れる国が多くなっているようです。マレーシアのジョホール州には、ショッピングセンターやマンション、学校、病院などの建築でコンクリートにEM資材を多用した"EMモデルタウン"が稼働しています。日本でも普及して多くの方にEM健康ハウスに住んでいただきたいですね。(参考:新・夢に生きる第71回 マレーシアにおけるEMモデルタウン)
まずは生コン会社に了解を得ることから
私は近くの生コン会社に知り合いがいたので問題はありませんでしたが、事前に業者さんに説明してEM活性液を入れることの理解と了解を取っておくことが必要です。 今回は3m3の生コンに30リットル(1%)のEM活性液を入れるので、生コン車にはあらかじめ水分量を30リットル分少なめにして持ってきてもらいました。
ミキサー車が到着したら猫の手も借りたいコンクリートの流し込み
さて、本題です。 ミキサー車が到着したら、まずはEM活性液30リットルとEMスーパーセラ蘇生Cを10kg投入してもらいます。 EM・Xゴールドも1本準備しましたが、投入を止め自分で飲むことにしました。
街で見かけるミキサー車はゆっくりと回転させて走っていますが、EM活性液とEMスーパーセラ蘇生Cを投入した時は短時間で攪拌するため高速で回転させます。
コンクリートを流し込む枠(4m×1m)は事前に大工さんにお願いしました。コンクリートを流し込んだ時の強度と水平を取るのは素人では難しいです。
玄関前はミキサー車から2mも勾配があってコンクリートがどんどん流れて来るので、一輪車で受け止めるなど大忙しです。固まる前に早く処理したいので、「猫の手も借りたい」とはこのことです。
ある程度ならしたら、滑り止めのために竹箒で筋をつけて終了。 街を歩いているとコンクリートの上に猫や犬の足跡を見かけることがありませんか? 私の農園では鹿やイノシシ、熊などの足跡が心配でしたが、幸い1週間後の様子では記念の動物さんたちの足跡はありませんでした。
無事に完成! EMコンクリートの上でEM活性液を培養。品質の良い活性液づくりに期待を高め、楽しみます!
<参考>
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