EMとの出会いはドジョウ
子どもたちは、三方湖に詳しい地元漁師の吉田良三さんに湖の様子を聞き、その話の中で、水質浄化にはEMが有効であることを知りました。吉田さんは、三方五湖をキレイにしようと結成された、三方五湖浄化推進連絡協議会(湖浄協・メンバー100人)の会長を務めており、長年にわたって湖や湖畔にEM活性液やEM団子を投入し、環境浄化活動に取り組んでいました。
EM実験で学び深める
子どもたちは1週間に1回交代で、水槽の変化を見て記録していきました。昨年11月にはまとめの学習として、水槽の土を取って、@見た目Aニオイ、B顕微鏡で見る、C土と水を混ぜて沈殿の様子を見る、Dガラス棒を使って触った感触、という5項目について調べました。EM有は、「田んぼのニオイがする」「サラサラしている」、EM無は、「トイレのニオイがする」「ネバネバ、ドロドロしている」などの感想が聞かれました。
EM実験の他にも、ブラックバス釣りや周辺住民に昔の三方湖の様子、なぜ川を三面張りにしたのかなどの聞き取り調査、合成洗剤・化学肥料が水質汚染をする状況調査などを行い、環境に関する学びを深めていきました。
環境問題に目覚めた子どもたち
指導にあたった吉田さんは、「自然の本来の姿を子どもたちに残していきたい。環境問題を通して、大人と子どもが心を通わす良い機会になっている」と話します。
担任の先生は、「この学習を通して自主的な行動もめだつなど子どもたちは変わったと思う。学習を継続したお陰。また、EMがその結果を引き出してくれた」と振り返ります。また、「これからはEMそのものを使う活動をしていきたい。まずはEMを校内の掃除で使ってみたい」と今後の取り組み目標も話してくれました。
梅の里小学校 http://www1.mmnet-ai.ne.jp/~umenosato-es/ 北陸EM普及協会 http://www2.ocn.ne.jp/~hokuem/
学校におけるEMを活用した環境についての取り組みを地域のEM実践者やボランティアとともに支援していくためのネットワークです。 URL http://www.school-el.net/