学校が環境浄化源に
具体的には、学校で出る米のとぎ汁や廃食油、残飯、残さ、草花、剪定くずを、EMを使って米のとぎ汁発酵液や廃食油石けん、堆肥などにかえて再資源化する、循環型学校への挑戦です。
これらの資材をプールやトイレ掃除、園芸に活用することで、塩素や消臭剤、化学肥料、農薬を使う必要がなくなり、学校から外に流れる化学物質を軽減化することができます。その結果、周辺の環境を汚さず、海の浄化にも役立つことができるというわけです。
学校の存在そのものが、環境に負荷をかけず、環境浄化の場になっています。もちろん、その主人公は子どもたち。日常的にEMを使うことで、環境意識の高い子どもたちが育っています。
日常の掃除に活用
また、米のとぎ汁EM発酵液は、プール掃除にも使用しています。今年5月に300リットルを投入し、3日後からヘドロの分解が始まり、全校児童による6月のプール清掃時では、従来の半分の時間でキレイになりました。
有機農業にも取り組む
給食の残さや食べ残し、校庭の木の葉などを米のとぎ汁EM発酵液で堆肥化させ、学級花壇の土に入れます。毎年行われている1人暮らしのお年寄りとの「ふれあい訪問」に届ける鉢植えにも活用し、元気な花をプレゼントしました。
また、JA山口宇部や美祢農林事務所、山陽商工会議所の人たちと学校でつくった堆肥を入れた農地にジャガイモ植え、化学肥料や農薬を使わない有機農業を実践しています。
無駄なものはない
学校におけるEMを活用した環境についての取り組みを地域のEM実践者やボランティアとともに支援していくためのネットワークです。 URL http://www.school-el.net/