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宮城県角田市の市内全9小学校と1中学校では、EMを活用したプール清掃を行っています。この取り組みは、EMを活用して環境浄化活動を行っている婦人会と、市教育委員会生涯学習課の協力で始まりました。今では、プール清掃のみならず、子どもと大人が協力して市内を流れる小田川の浄化活動を行っています。

市立桜小学校の環境教育

各家庭でつくられた米のとぎ汁EM発酵液をプールへ投入
各家庭でつくられた米のとぎ汁EM発酵液をプールへ投入
市内全校でEMが使われるようになったのは、平成17年の市立桜小学校(山田芳弘校長・児童数161人)での取り組みがきっかけでした。EMで生ごみ堆肥化や米のとぎ汁EM発酵液を使っていた地元婦人会の鎌田三千子さんが、EMを活用しての環境浄化について、校長先生に伝えたことから、米のとぎ汁EM発酵液を学校プールに投入するようになりました。

米のとぎ汁EM発酵液を投入してから2週間後、高学年がブラシでプール清掃したところ、驚くほど簡単に汚れが落ち、EM効果を確認しました。
「塩素のような刺激臭や、皮膚への悪影響もなく、安全に取り扱える」と先生にも好評。桜小学校の校長先生が、校長会で成果を報告したことで、他校関係者にもEMのことが広まりました。

プール清掃が子どもたちの楽しみのイベントになった
プール清掃が子どもたちの楽しみのイベントになった
学校に対しては、婦人会や教育委員会生涯学習課が、EMボカシや米のとぎ汁EM発酵液づくりの指導を行い、EM環境学習を積極的に進めていきました。さらに、EM活用指導が、生涯学習課の事業として導入されたことで、学校の負担が少なくなったこともあり、桜小学校以外にもスムーズに受け入れられています。

その結果、市内全9小学校と1中学校がEM活用に踏み切り、現在は、春秋各150リットル合計300リットルを投入し、どの学校でも「プールの水に腐敗臭がなく、壁面の汚れがこびりつかない」と喜ばれています。

子どもと大人がいっしょに環境浄化活動

子どもたちとEM団子づくりをする婦人会メンバー
子どもたちとEM団子づくりをする婦人会メンバー
また桜小学校では、プール清掃に止まらず、市土地改良区や市土木建築課などが取り組む、学校周辺の用水排水路のごみ減量化啓発活動に参加。5年生は用水路美化ポスターを作成し、6年生は用水路が汚染されている実態を観察。生活雑排水で汚れ、生き物が少ないという現状を改善しようと、6年生を中心に米のとぎ汁EM発酵液とEM団子を用水路に投入しています。

EM使用当初、子どもたちは米のとぎ汁EM発酵液のニオイを「クサイ」などと騒いでいましたが、慣れてくると作業そのものを楽しむようになり、水の悪臭がなくなったり、用水路に魚が出現したりする成果を体験しています。

この活動を積極的にサポートしている婦人会は、さらに各地区でインストラクター養成講座を行ったり、地元ボランティア団体と協力して、小田川の水質浄化にも取り組んでいます。小田川流域1kmのごみを拾い、EM団子を桜小学校や他校の子どもたちと投入し、蛍が飛ぶ環境づくりをしようと意気込んでいます。

子どもたちが地域の大人たちといっしょに環境浄化活動を行うことによって、将来のまちづくりを担う人材づくりにつながっていくことが期待されます。

掲載日:2007年7月17日

EL−net(環境学習ネットワーク)とは

学校におけるEMを活用した環境についての取り組みを地域のEM実践者やボランティアとともに支援していくためのネットワークです。
URL http://www.school-el.net/

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